03 内緒の関係(2)
小さい頃から仲が良かった2人。
どれだけ同じ時間を共有してきただろう。
翔子のママゴトに翼はよく付き合わされていた。
ママゴトは時折“お医者さんごっご”にまで及ぶ。
翔子と翼は体の触り合いが気持ちいい事に幼くして気づいていた。
その遊びは小学生にまで続いてしまう。
そして、いつしか2人の中で“エッチごっご”と呼ばれるモノになっていく。
肌と肌の合わさる感触や性器を触る事が気持ちいいと無意識で気づいた。
意も知れぬ気持ちの昂りが性的快楽だと知らなかった。
当然のように性器を弄り合う事、擦り合わせる行為が繰り返される。
初めてのセックスは偶然からだった。
お互いの性器を擦り合わせると、勢い余って翼の陰茎が翔子の陰部に入ってしまう。
出入りを繰り返す陰茎から受けた事のない快楽を得ていた。
エッチごっごは2人の中で特別な遊びになっていた。
それがセックスだと知るのに時間はかからなかった。
学校で教えられる性の知識に衝撃を受ける。
教えられる前に姉弟で実践していた事だった。
姉弟でするべき事ではないと知った2人だが、憶えた快楽を止められる訳もない。
寧ろ道徳に背く行為だと知ると、背徳感に駆られ、新しい刺激が生まれる。
余計止める事の出来なくなっていく。
いつしか止めなければならないと思いながらも、高校生になった今も続けられていた。
「もう濡れてる」
ズボンのチャックを下ろすとトランクスにはうっすら染みが出来ていた。
そのトランクスも下ろすと、剥き出しの陰茎が顔を出す。
天井に向けて威きり勃った陰茎がお腹に張り付いていた。
赤黒いテカりが出すのは年齢とは似つかわしくない使い込まれた様を表している。
「すごいねぇ・・・翼のおちんちんは・・・」
「んっ・・・んぁ・・・」
その硬い陰茎を翔子は手の平を押し付けながら揉み解していく。
手馴れた手付きで。
にちゅ・・・にちゃ・・・にちゅ・・・
滲む程度だった先走り汁が溢れ出す。
粘り気のある濁音が鳴り出していた。
翔子の手が動けば動く程、その濁音は大きな音になる。
陰茎は、あっという間にベトベトした汁に塗れてしまう。
「しゃぶったげようか?」
「俺、まだ風呂前だけど・・・」
「別にいいよ」
素直に応じるのは、翼に最早抵抗する気がなくなった事を意味する。
反り返った陰茎の猛々しい事この上ない。
濡れたせいで、怪しい光沢も増している。
翼が気にしたように、まだ洗ってもいない陰茎は独特の異臭を放っていた。
しかし、言葉通りに気にする様子もなく、翔子は陰茎に顔を近づける。
クンクンと自ら鼻をヒクつかせ、その匂いを嗅いでいた。
それは、まるで芳しいモノの匂いを嗅ぐようなうっとりとした表情だった。
「・・・エロい顔」
「そんな顔してた?」
「姉ちゃん、いいから早く」
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