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よくエロゲーやAVで、女の子がバイブやロータなどの一人エッチの玩具を
舐めたりして濡らすが。
男が一人エッチの為の道具を舐めるところなんて見たことがない。
そもそも女の子がオナニーの時に、道具を使うのは、イメージするが、
男は右手、道具を使うというイメージしかない。
「さっさとなめてよ。オタク君」
不良少女はそれが当然のことのように僕に命令した。
オナホールを舐めるという、またノーマルプレイから逸脱した行為。
「Yes, …Your Highness」
それでも僕はこうやって返事をすることしかできないくて。
その透明なシリコンの穴にキスをする。
「もしかしてそれがファーストキス!?」
「初めての相手がオナホールなんて人類初なんじゃないの?」
そう言って僕を見ていた二人はアハハハと笑いあう。
まぁそれが真実でないのが唯一の救いであったが。
僕はオナホの穴に舌をいれ、丹念な動きで唾液まみれにしていく。
舌を出して丹念に舐める様子は犬のようで実に惨めだと、ネガティブな僕の思考は思考する。
「きめぇ。まじきめぇ。」
容赦ない罵倒だ。チンチン丸出しで、オナホを舐めているいる姿を女にみられている男なんて
世界中探しても僕しかいないだろう。
「さぁさぁ。クンニはそれぐらいにして。そろそろ本番をみせてちょうだい」
「Yes, …Your Highness」
僕は彼女達の犬のように、ワン、のかわりにYes, …Your Highnessで
返事をして命令をこなしていく。僕は奴隷なのかもしれない。
確実であるのは犬のようなことをして犬以下の存在だということ。
左手でペニスの包皮を剥き、右手に持ったオナホの穴の入り口をペニスの先端に近づけていく。
「ひぅ…」亀頭への刺激。なかなか無理やりいれようとしてもなかなかはいらない。
「はやくいれろよー」
不良少女がはやし立てる。その声はいじめっ子が、面白いというだけで、
人に行為を要求するようだった。
ペニスの先端はローションでツルツルすべり、中々上手く挿入できない。
「くぅははははっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」
オナホ握り締め、力押しでペニスを入れ込んだ瞬間、オナホはもの凄い吸引力で
ペニスに吸い付いてきた。
「気持ち悪い声だしてんじゃねーよ。オナホに童貞を捧げた感想でいってみな」
これは童貞を捨てたとは言わない。と思う。
「あぅ…ペニスが軟らかい感触で包み込んでぇ、ボツボツが刺激的でぇ…」
それでも僕は言われた通りに感想を述べた。
「はっきり日本でしゃべれよ変態が」
僕は無意識のうちに腰と手を動かす。
「おいおい。コイツ自分で腰振ってるよ。手もうごかして」
「あらあら。そんなにこれがよかったのかしら。やっぱり変態ね」
机の上でよがり狂う僕はマリオネット。大学の部室の中で。
二人の女みられて。自分が惨めという状況が脳みそから吹き飛ぶくらいにトランスする。
なにこれ 中 毒 に な る。
僕が手を動かし、腰を振る度にオナホの形状はぐにゃぐにゃと変形する。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ」
どく、どくん、どくん。
透明なオナホから透けてみえたペニスが、白い精液で隠れていく。
オナホの中は僕の精液とローションでぐちゃぐちゃだった。
「ちょっともういったの。この早漏野郎!!」
僕は机を蹴っ飛ばされ、その衝撃で机の上から落下した。
ドスン。鈍い音が響いた。背中を強打し、肺から空気が漏れ出る。
「いってぇ…」オナニーを終えて後の自己嫌悪感と体の痛み。
ああ僕はなんて最低なんだろう。死んでしまいたい。今ここで死んでしまえたらどれほど楽だろう。
「あはははっ!!マジ受けるーー。
カシャ。カシャ。
彼女達の携帯液晶には、涙を流す僕が表示されていた。


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