
上映会のお礼
みなさま、こんにちは。昨夜は読者上映会にお運びいただきありがとうございました。HPやテレビで知り合うだけの未知の読者の方との初対面の会ということで心配しましたが、チェコで40年前にお世話になった村井志摩子さんから、『論座』で拙著を紹介してくれた坪内祐三氏、同志ともいうべき記者、編集者、ディレクター、そのなかには昨日知り合った若手も。それからシャンペンを持って駆けつけてくれた福本までいました。学窓の友人服部(と息子の章君がこのHPを作っています)、そのまたお知り会いの方々、メディア研究会のメンバーの皆さん、明治の教科書疑獄で登場した小中文三郎の孫たち(市川春猿ご母堂)から娘のももこまで、100年の知己のごとく、まじりあい、楽しい一夜でした。
ガスコン(シラノ)の白、アキタニの赤もタイユバンが選りすぐっただけあって、いい香りでしたね。それより、小田実のぶっきらぼう、4人の脱走兵のメッセージはいかがでしたか? 合衆国憲法に勝利あれ! J氏の応援になるようにと思います。
この会は、実は小生の誕生日(9日)と「9・11」を隠し味に企画しました。1965年、開高健さんは言いました。「いま米軍の死者は500人、これが5万人なるまで戦争は終わらない」と。75年に戦争が終わったときの米軍の死者は52000人でした。ベトナム側の死者は400万人ともいわれています。枯れ草剤の被害はいまもつづいています。イラクは昨日で1000人の死者です。戦争は10年つづくでしょう。だが、そのまま手を拱いていればよいというのでありません。米兵の死を少しでも減らし、イラク人の死をもっと減らし、10年を1日でも減らすために、10年またがんばりましょう。昨日は、照れて言いませんでした。
この会は、ご挨拶いただいた藤田愛子さん、河原敏明さんをはじめとする「ペン小中会」、司会の瀧澤陽子さんらの「ヨタロウ会」を中心としましたが、NHK時代あのドラマでお世話になった石島晴男プロデューサの夫人で「マダム石島」のまりこさんにケーターリングでお世話になりました。関係者の皆様に感謝を込めて。
上映はつづくぞ、いつまでも。サイン会も。
2004年9月11日
小中陽太郎
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