ナイナイ岡村、猿人復元の学術モデルに 国立科学博物館で展示
2013年3月5日 08:00
(上から父親、母親、子どもの表情)
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[映画.com ニュース] お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史が、3月16日から東京・上野の国立科学博物館で開催される、特別展「グレートジャーニー 人類の旅~この星に、生き残るための物語。」の企画「アファール猿人復元プロジェクト」で、猿人復元の学術モデルを務めたことがわかった。
同企画は、中央アフリカ東部のタンザニア・ラエトリ遺跡で発見された、人類最古の足跡化石(ラエトリの足跡)などの科学データから、約360万年前のアファール猿人の姿を完全復元させるというもの。同化石は、直立二足歩行の発達に加え、この時代に夫婦や家族に近い関係が存在していたことを暗示していることで注目を集めた。今回、同博物館名誉研究員の馬場悠男氏が監修を務め、復元作業が行われている。
馬場氏は、今回の復元にあたり、猿人の表情を演出することを試みた。そして岡村の起用は、「芸人としてまた役者としても、いろいろな場面でさまざまな人物の感情を演じてきた岡村さんだからこそ、この猿人の表情を演じられると判断したからだ。決して、顔が猿人と似ているからだけではない」という理由から決定した。
岡村は、「これまでも『猿』や『猿人』に関するオファーはよくありましたが、今回は国立科学博物館で展示する猿人復元の学術モデルということで、話を聞いたときは、あまりにもまじめな内容に『なにそれ?』とびっくりしました」と驚きを隠せなかったという。しかし、馬場氏との対話を通して猿人の生活に思いを巡らせ、“父親”“母親”“子ども”という家族の表情を演じわけながら、300枚以上もの撮影に臨んだ。
ふたりは、展示開催を前に「まじめにがんばりましたので、笑わないでください!! 360万年前と今をつなぐことができているでしょうか? ぜひ、復元された彼らを見てください」(岡村)、「制作者一同、360万年前の祖先の姿と家族の愛情が多くの人々にうまく伝わることを願っている」(馬場氏)とコメントを寄せている。
特別展「グレートジャーニー 人類の旅~この星に、生き残るための物語。」は、熱帯雨林や極北などさまざまな環境で暮らす人々の生きる知恵と文化から、人間の生きていく強さをひも解く。復元した猿人像のほか、日本初公開となるチリ・アタカマ砂漠のチンチョロミイラ、同博物館の所蔵品である南米部族の干し首が約10年ぶりにお披露目される。3月16日~6月9日に東京・上野の国立科学博物館で開催。
(映画.com速報)
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