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【芸能・社会】

新歌舞伎座 櫓揚がる

2013年3月5日 紙面から

鳶(とび)職人らによって歌舞伎座正面玄関の唐破風(からはふ)に揚げられた櫓に張られる座門の「鳳凰丸(ほうおうまる)」の幕=東京・銀座で(小平哲章撮影)

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 4月に新開場する東京・銀座の歌舞伎座で4日、正面玄関の唐破風の屋根に櫓を組み立てる「櫓(やぐら)揚げ」が行われた。

 歌舞伎座の座紋「鳳凰丸(ほうおうまる)」を染め抜いた青い幕を張った、横約3・3メートル、高さ約2・7メートルの櫓がお目見え。2010年4月30日の旧歌舞伎座が閉場して以来2年10カ月ぶりの光景に、道行く人の注目を集めた。

 松竹によると、芝居小屋の櫓は、江戸時代には幕府公認の劇場である証しで、歌舞伎座の櫓は伝統と誇りを受け継いだものという。今回、新開場にあたり、来年3月までのこけら落とし興行の期間中揚げる予定だ。

 作業を手掛けた「江戸消防記念会第一区六番組」の関係者は、「歌舞伎座の代替わりとともに、初めての作業でしたが、大変うまくできて、名誉なことをさせていただきました。櫓を揚げることは喜ばしいこと。一番気を付けたことは、みんなが安全に作業を行うことでした」と話した。

 

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