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【大リーグ】

藤川球児、手の内隠して無失点 同地区ブ軍を10球で料理

2013年3月5日 紙面から

ブルワーズ戦の7回に登板、1イニングを無安打無失点に抑えたカブスの藤川=メサで(撮影者・社英夫)

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◇ブルワーズ4−3カブス

 危なげなく抑えた。藤川は7回に4番手として登板し、1イニングを無安打無失点。この日の対戦相手は同地区のブ軍ということもあり、「やりにくさはあった」というが「できることと、見せておこうということを両方やりました」と不敵な笑みを浮かべた。

 意図たっぷりの10球だった。シーズンでの対戦を見据え、ツーシームは封印。決め球であるフォークも1球だけにとどめた。その一方で、3人目の左打者にはカーブを2球。「あれもある、と(打者にとって)邪魔になるボール」。相手打線にさまざまな藤川の投球スタイルをすり込ませた。

 ここまでのオープン戦3試合で無失点を継続。「ストレートで勝負できてるし、投球の軸は少しずつまとまりつつある」とさらなる手応えをつかんでいる。開幕までには1カ月弱あるが「相手チームに嫌な印象を与えることが大事」とオープン戦でも結果にこだわる姿勢を見せる藤川。試合前には1つ年下の青木と笑顔であいさつしながらも「グラウンドに出ればライバルとしてしっかりやりたい」。研ぎ澄ませたキバは、本番のマウンドまで取っておく。

 

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