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【プロ野球】

浩二流 酒場で007

2013年3月5日 紙面から

 浩二流の酒場観戦で次なる敵の弱点を見抜く。第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)A組は4日、ヤフオクドームでキューバが中国を12−0の7回コールドで破り、日本とキューバの2次ラウンド(8〜12日、東京ドーム)進出が決定した。それぞれ2敗となった中国とブラジルは敗退。日本代表・山本浩二監督(66)は2次ラウンドでぶつかるB組チームの試合(5日の韓国−台湾戦)を、選手とともにスポーツバー貸し切りで観戦するプランを検討中だ。

 チームのみんなで敵を凝視する。そんなプランが山本監督の頭に浮かんだ。

 「機会があれば、な」

 うかがっている機会とは、首脳陣と選手たちがそろってのライバルチーム観察だ。

 その対象はもはや6日にぶつかるキューバではない。「B組? そりゃ見るわな」。山本監督は視点を移していることを明かした。突破を決めたA組より、2次ラウンドで戦うB組情報が重要なのだ。

 この日はキューバ−中国戦が行われたが、山本監督はオフ。首脳陣にも「フリー」を伝えた。リフレッシュに充てる間にキューバが大勝。日本の2次ラウンド進出が決まった。確実だったとはいえ、山本監督は決意を新たにこう語った。

 「この2試合からも分かるように、やはり国際試合は楽には勝たせてくれない。それだけに、きょうの時点で2次ラウンド進出が確定したことは、何よりの結果だ。これからも厳しい試合が続くので、チームの結束力を武器に目の前のゲームを一戦、一戦大切に戦っていきたい」

 まずは目の前のキューバ戦必勝を誓う指揮官。しかし、目線はB組へ。選手たちの視線もB組へと移す。台湾で行われるB組注目カードを生中継で見る機会もありそうなのだ。「スポーツバーを貸し切りにして、そこにモニターが1つではなくいくつかあれば、それぞれのモニターの前でワイワイやれます」。橋上戦略コーチが浮上している案を明かした。

 5日はデーゲームでオランダ−オーストラリア戦、ナイターで台湾−韓国戦の2試合が予定されている。夜、チームで福岡市内のスポーツバーに出向き、台湾−韓国戦を観戦するというのだ。

 食べさせ、飲ませ、ワイワイがやがや…、というのは親分肌の山本監督らしいところ。同時に一致団結の重要性を痛感している。

 「異様なムードがあるよ。みんなが言っとった通り。選手もそれを感じている。伸び伸びやれ、と言ってもできるワケじゃない」

 日の丸の重圧を感じた。プレッシャーに打ち勝つためのカギも垣間見た。「ベンチでもみんなが声を出しとる。それが代表チームなんや」。選手たちの一丸の姿。これが見えない力に変わると確信したのだ。スポーツバーでさらに団結し、東京へ乗り込む。(生駒泰大)

 

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