【小宮山亮磨】阪神タイガースが1点挙げるごとに、観客席のビールの売り上げは売り子1人あたり1・12杯増える――。甲子園球場でアルバイトをしていた関西学院大の学生が、どんな時にビールが売れるかを調べたところ、こんな結果が出た。ほかにも「スター売り子」が立ったり巨人戦だったりすると売れる法則も見つけた。
調査したのは、文学部総合心理科学科4年の西森絵美さん(23)。働いていた売り子派遣会社から、2010年と11年のタイガース公式戦計123試合分の売り上げデータを提供してもらった。この会社は137人の売り子をスタンドに送り込み、各試合で1人計80杯程度を売っている。
データを統計的に分析したところ、阪神の得点が1点増えるごとに1人あたりの売り上げの平均は約1・12杯多くなっていた。2点増えれば2・24杯、3点なら3・35杯アップだ。
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朝日新聞社会部