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続いて2人目を紹介します。
サルバーナ王国編
名言の人物2:マイク・ホアー
挿絵(By みてみん)

名前:マイク・ホアー

職業:第5コマンド「ワイルド・ギース」の隊長

要約:20世紀でも特に名の知れた伝説的な傭兵の隊長。

彼は通称、「マッド・マイク」と言われる程の恐ろしい一面を持っていたと言われており「人ではなく悪魔」などとも言われたらしい。

ちなみにワイルド・ギースとはアイルランド人の貴族から出来た傭兵部隊の名で戦場から戦場へと移る姿が渡り雁(渡り鳥の一種)に似ている事から自身達で名乗っていた模様。

コンゴでは類い稀なる実力を発揮し「彼がいなければコンゴ及び周辺諸国は共産化されただろう」と言われた程。

1981年11月25日観光客を装い43名の傭兵と共にセイシェルの共産政府転覆を図るが、17歳の青年隊員の失敗により空港の税関で銃撃戦になり、インド航空ボーイング機をハイジャックし南アフリカに逃げ帰る羽目になった。

この経緯は無能と思っていたロベール・ディナールがコモロでクーデターを成功させた事に刺激されたからと言われている。

これが原因となり、今まで積み上げてきた傭兵としての実歴が全て無くなったと言っても過言では無いだろう。

彼が言ったと言われている言葉は以下の通り。

「傭兵の真の実力は、服装と携行する武器で大体分かる。それでその男の性格も判断できる。過去の経験からすると、ナイフ、手榴弾、弾帯などで身をゴテゴテ飾り付けたがる男は、支給された武器で満足する地味なものより兵として劣るようだった」

「戦争は現在における最大の消費行為であろう」

「イギリス人は今でも第二次大戦中の日本軍の捕虜虐待を許せないでいる。だが日本兵が捕虜となった英国の兵士を虐待したのは無理ではない。彼らは敵の捕虜となるのは最大の恥辱と教えられていたのだからね。ビルマにいる間に私の所属師団が捕虜に取った日本兵はたった二人しかいなかった。捕虜になるより死を選ぶことは敵ながら見上げた忠誠心だった。また上からの命令に絶対服従する態度は、欧米人の理解をはるかに越えるものだった。ああいう兵士の揃っていた日本軍は世界最強の軍隊だったといっても過言ではないだろう」

ちなみに映画、「ワイルド・ギース」の監修を務め、出演者の一人だったハーディ・クリューガーとは馬が妙に合ったとも言われている。

現在もまだ生存中である。


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