京丹後に米軍レーダー配備 府、防衛省に説明要請
京都府京丹後市の航空自衛隊経ケ岬分屯基地に米軍が「Xバンドレーダー」の配備方針を表明したことを受け、京都府は26日、配備に伴う住民への影響や人員体制について防衛省に確認を求めた。同省は近く山田啓二知事に直接説明する予定。
府が確認を求めたのは▽電磁波による健康への影響▽立ち入り規制など生活への影響の有無▽風評被害などの対応▽レーダーの運用に携わる関係者の内訳や居住場所、治安維持対策-など6点。
26日に防衛省地方協力局地方調整課長が京都市上京区の府庁を訪れ、配備方針を伝えた。山田啓二知事は府議会開会中のため職員が応対し、確認事項に回答するよう求めた。
防衛省は同日、京丹後市に対し、レーダーの健康影響について「通常は考えられない」とし、運用体制は同じレーダーを運用する青森県の場合、米国人約100人が携わっていると回答している。
【 2013年02月26日 22時40分 】