小野寺五典防衛相は26日、米軍の移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」の日本国内2基目の配備先として、丹後半島の先端部分にある航空自衛隊経ケ岬分屯基地(京都府京丹後市)を選んだことを記者団に明らかにした。
弾道ミサイルを捉える能力が高く、北朝鮮のミサイルへの対応強化のため、22日の日米首脳会談で追加配備方針が確認されていた。小野寺氏は「日米で適地として選定した」と語った。
防衛省の金沢博範事務次官は26日に京丹後市役所を訪れ、経ケ岬分屯基地への配備について中山泰市長に理解を求めた。市長は「攻撃のリスクは高まるのか。今後ともいろんな形で説明いただき、懸念が払拭(ふっしょく)できなければ了解できない」と語った。次官はレーダー配備に伴う米軍関係者の配置について「(1基目がある青森県)つがるの例では軍人数人と民間技術者など約100人だ」と語った。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ