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政治
米軍Xバンドレーダー配備 2カ所目は京都・経ケ岬
2013.2.24 22:55
日米両政府が、米軍の弾道ミサイル探知用移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」を追加配備する候補地を、京都府京丹後(きょうたんご)市の航空自衛隊経ケ岬(きょうがみさき)分屯基地に絞り込んだことが24日、分かった。Xバンドレーダーの追加配備は昨年8月の日米防衛相会談で早期に実現する方針で一致。今月23日の日米首脳会談でも、安倍晋三首相がオバマ大統領に追加配備の方針を改めて伝えた。
同レーダーの日本配備は青森県つがる市の空自車力(しゃりき)分屯基地に次いで2カ所目。経ケ岬分屯基地は、北朝鮮がグアム方面に弾道ミサイルを発射した場合の探知・追尾に適していると判断した。
自衛隊と米軍は昨秋から西日本の空自基地で日本海に面した候補地を選定。(1)経ケ岬分屯基地(2)芦屋基地(福岡県芦屋町)(3)見島分屯基地(山口県萩市)の3カ所が浮上した。
芦屋基地はT4練習機など航空機も配備されており、強い電波を発するXバンドレーダーを置くと航空機の運用に支障を来しかねないと懸念。見島分屯基地は面積が狭いため、新たにレーダーを置くことは困難として除外された。
米軍も経ケ岬への追加配備に同意。車力のレーダーが北朝鮮から主に米本土へ向かう弾道ミサイルを探知・追尾するのに対し、経ケ岬はグアム方面に向かうミサイルを警戒する。
当初は今春にも追加配備する方針だったが、経ケ岬分屯基地の地元自治体への説明は手つかずで、大幅に遅れる可能性もある。
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