Xバンドレーダー:京都・京丹後市長に設置説明…防衛省
毎日新聞 2013年02月26日 21時49分(最終更新 02月26日 21時56分)
防衛省の金沢博範事務次官は26日、京都府京丹後市を訪れ、弾道ミサイル発射を探知し追尾する米軍の高性能レーダー「Xバンドレーダー」を同市丹後町の航空自衛隊経ケ岬(きょうがみさき)分屯基地に配備する方針を中山泰市長に説明した。中山市長は「市民の安全・安心が第一で、リスクが払拭(ふっしょく)されない限り、了解できない」と回答した。
設置されれば青森県つがる市の空自車力(しゃりき)分屯基地に次いで国内2カ所目となる。金沢事務次官は中山市長に「敵をやっつけるものではなく、攻撃の対象となることは考えられない」と答えた。
設置に伴い100人規模の要員が必要で、管理官舎などの建設で数ヘクタールの用地取得が必要となる。【塩田敏夫】