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地方
米軍Xバンドレーダー 防衛事務次官「最優先の候補」 京都
2013.2.27 02:20
■京丹後配備計画 市長「住民不安払拭へ説明を」
防衛省の金沢博範事務次官は26日、京丹後市役所で中山泰市長と面会。同市の航空自衛隊経ケ岬分屯基地に、発射された弾道ミサイルを遠方から精緻に追尾できる米軍の高性能レーダー「Xバンドレーダー」を配備する計画について、「同基地を最優先の候補地として調整を進めたい」と理解を求めた。
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金沢事務次官は「レーダーを使うときに障害物がないことや民間の航空路がないことから、配備場所として最適だとの結論に至った」と説明。中山市長は「住民の不安を拭い去ってもらわないと、了解はできない。今後、十分説明してほしい」と応じた。
防衛省の職員は府庁も訪れ、総務部の西村紀寛理事らにも説明を行った。
西村理事は、レーダーが発する電磁波の健康上の影響、レーダー設置による農林水産物の風評被害などへの見解を尋ねる質問書を提出。府議会本会議に出席していた山田啓二知事に対する説明と、質問書への回答のため、防衛省関係者の再度の訪問を要請した。
Xバンドレーダーは米軍が運用するミサイル防衛用早期警戒レーダーで、国内では空自車力分屯基地(青森県)に次いで2基目。弾道ミサイルの飛行経路を絞り込み、米軍が迎撃ミサイルを発射するが、情報は自衛隊にも瞬時に伝えられる。
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