環境省は1日、福島県の河川や湖、海域で昨年夏に採取した魚類や甲殻類、昆虫に含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を公表した。真野ダム(飯舘村)のコクチバスから、国が定める一般食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大幅に超える1キログラム当たり4300ベクレルを検出した。
ほかに真野ダムのナマズで1980ベクレル、イワナで1590ベクレル、新田川(南相馬市)のニゴイで1620ベクレルなど。海域では相馬市沖のイソガニで300ベクレルを検出した。
調査は昨冬、昨春に続き3回目。
(2013年3月 1日)
東京電力福島第1原発事故を受け、政府や被ばく医療の専門機関が、放射線の健康への影響などについて市民の相談を受け付ける電話窓口を開設している。
経済産業省原子力安全・保安院は、原発事故の全般的な状況などの問い合わせに毎日24時間対応する。電話番号は03(3501)1505。
文部科学省は健康相談ホットラインを開設。放射線や放射線の影響に詳しい相談員が応対する。毎日午前9時から午後9時までで、電話番号フリーダイヤル(0120)755199。
放射線医学総合研究所は、被ばく医療や、放射性物質が体に付着した場合の除染方法などを解説する。毎日午前9時から午後9時までで、電話番号043(290)4003(11日から)。
首相官邸のホームページには原発事故に関連する情報がまとめて掲載されている。