「Ⅰ氏賞」奨励賞受賞  鴨方町出身 光延由香利さん

2013/03/01 金曜日 動画


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 郷土ゆかりの新進美術家を支援する、第6回「I氏賞」の準グランプリとなる奨励賞に、鴨方町出身の光延由香利さんが選ばれました。

 この度、Ⅰ氏賞奨励賞を受賞したのは、鴨方町出身で総社市在住の光延由香利さん32歳です。

 光延さんは、「Ⅰ氏賞」の最終選考に自身の個展に向けて制作した大作「朝陽昇る山」を出品しました。

 作品は、卵を使ったテンペラ絵の具と油彩による混合技法で描かれており、絵の具の重なり合いによって奥行きや深みなど、山の秘められたエネルギーが表現されています。

 光延さんは現在、金光学園高校の非常勤講師として美術を教えている他、個展やグループ展を開いたり、岡山県美術展覧会などの公募展に出品したりと、意欲的な創作活動に取り組んでいます。

□受賞された気持ち
 嬉しいです。周りの方から「新聞見たよ」とか、フェイスブックの上でもいろんな繋がりの友達から言っていただいて、喜んでます。

□最終選考に出品した作品について
 いつもより力を入れた作品です。山は木や小さい命がたくさん集まってできている大きな一つのエネルギーのかたまりなので、それを表そうと思って描きました。

□絵を始めたきっかけ
 もともと小さい時から絵を描くことが好きでした。好きの延長線で高校で美術工芸のコースに行き、そこからデッサンを始めたところ、すごく面白かったので、どんどんやるようになりました。

□絵の魅力
 深いです。やってもやってもまだもっと上手な表現ができるんじゃないかと思ったり、やりがいを感じます。
 描いたものを通して人に自分の気持ちが伝わるのが一番嬉しいです。

□今後の抱負
 いつも通りの気持ちで、このまま描き続けて、もっといい作品を作れるようにと思っています。私が自然を見て、ここが綺麗だなと思ってるところが人に伝わるように描きたいと思います。

 「Ⅰ氏賞」は、高梁市出身の伊藤謙介氏からの寄付金を基に、平成19年に岡山県が創設したもので、岡山県にゆかりのある新進気鋭の美術作家に贈られています。

 表彰式は、3月18日に岡山市内で開かれ、奨励賞を受賞した光延さんには、賞状と副賞として賞金100万円が贈られます。

池田麻衣子

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