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IOC関係者 皇太子さまを表敬
3月4日 19時16分

皇太子さまは4日、お住まいの東宮御所で、2020年夏のオリンピックなどの開催都市に立候補している東京を視察するため来日したIOC=国際オリンピック委員会の関係者らの表敬訪問を受けられました。

東宮御所を訪れたのは、IOC評価委員会のクレイグ・リーディー委員長などIOC関係者ら合わせて18人です。
今回の表敬訪問は、IOCがスポーツを通じて世界平和に貢献し、東日本大震災の被災地の支援活動なども行っている団体であることから、皇室の国際親善の一環として行われました。
はじめにJOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長があいさつをしたあと、皇太子さまがIOCの関係者一人一人とことばを交わし、親善に努められたということです。

宮内庁「招致活動に関与するものでない」

宮内庁の山本次長は、4日の定例の記者会見で、皇太子さまとIOCの関係者との面会について、「オリンピックの招致活動に関与するものではない」という認識を示しました。
皇太子さまとIOCの関係者との面会について、山本次長は「国際親善の観点で表敬を受けられたものだ」と説明し、高円宮妃の久子さまが6日、IOCの関係者を招いた公式夕食会に出席されることについても、「東京オリンピック50年目のお祝いなどが趣旨で、招致活動に関与するものではない」と述べました。
そのうえで、「招致活動に行政的な側面や他国との競争的な面があることは否定できず、象徴天皇制の下での皇室の在り方として関与には慎重であるべきだ」という考え方を示し、「ヨーロッパの王室とは違い、皇室はこれまでも、招致活動には関与しないということで対応してこられた」と述べました。
一方、東京都の猪瀬知事が記者会見などの場で、「今回の招致活動で皇室が何らかの形で存在感を示すことが必要で、招致の大きな力になる」などと発言していることについては、「招致に力いっぱい頑張っている立場で大きな夢と期待を語ったものだと思われるが、皇室のスタンスについての認識は同じだと思う」とし、「日本での開催が決まれば、皇室も全面的に協力していくことになる」と述べました。

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