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下関で火事5件相次ぐ・不審火とみて捜査
2013年3月4日 20:53おとといからきのうにかけ下関市と山陽小野田市で倉庫や空き家を焼く火事が5件ありました。短時間に狭い範囲で発生していることから警察は連続不審火とみて調べています。きのう午前0時10分ごろ、下関市清末中町で「小屋が燃えている」と男性から119番通報がありました。火は間もなく消し止められましたが、牛場義夫さんが所有する木造平屋建ての倉庫が全焼しました。また、ほぼ同じ時刻に100メートルほど先で木造平屋建ての空き家が全焼する火事がありました。いずれもけがをした人はいませんでした。警察の調べによりますとこの2件を含めおととい午後11時10分から2時間半の間に、山陽小野田市と下関市をまたぐ半径10キロ圏内で倉庫や空き家が燃える火事が5件ありました。警察ではどこも火の気がなく、短い時間内に立て続けに起きていることから、連続不審火とみて捜査を進めるとともに警戒を強めています。
周南・孝女阿米顕彰会
2013年3月4日 20:53周南市には病気の父親の看病に尽くした孝女阿米の話が残っています。阿米をしのび、親孝行の心を引き継ごうという顕彰会がありました。きょうは阿米の162回忌にあたります。およそ30人が参列し、読経のなか焼香してその遺徳をしのびました。阿米はおよそ220年前、今の周南市橋本町に生まれました。6歳で母親を亡くしてから病気の父親に献身的に尽くし42歳まで看病に励んだといます。一生を独身で過ごし62歳でこの世を去りました。顕彰会では阿米賞を設け善行に励んだ小中学生を毎年表彰しています。今年は小学5年の2人が選ばれました。原卓杜君(徳山小学校5年)は空き缶のプルタブ回収箱を近くのスーパーに置き運動の手本となりました。松尾咲良さん(遠石小学校5年)は母親と一緒に一人暮らしの祖父の家を定期的に訪れています。阿米の優しい気持ちは200年前以上が過ぎた今も脈々と受け継がれています。
周南・津田スタジアムにプレート設置
2013年3月4日 20:53目を閉じると炎のストッパーがよみがえります。周南市野球場津田恒実メモリアルスタジアムの衣がえがほぼ終わり、「津田プレート」が設置されました。周南市野球場は津田さんが南陽工業の2年生の時に完全試合を達成し、3年生の夏には甲子園出場を決めたゆかりの深い場所です。津田さんは協和発酵を経て広島カープに入団しましたが、1993年7月20日に32歳の若さで亡くなり去年1月に野球殿堂入りしました。玄関回りは愛称「津田スタ」を記念してデザインの改修が進められました。記念の数字や躍動的な写真が炎のストッパーの勇姿を伝えます。球場には5枚の「津田プレート」が取り付けられました。亡くなった翌年にカープ球団が広島市民球場の1塁側ブルペンの柱に設置したもののレプリカです。『笑顔と闘志を忘れないために』と刻まれていてカープのピッチャーはこのプレートに触れてマウンドに上がります。周南市津田恒実顕彰事業実行委員会の松田富雄会長は「たいへん喜んでいる。これを機会に、立派な球場で地域の子どもたちの野球も盛んにしていってもらいたい」と話していました。今月10日が衣がえした球場のこけら落としで、プロ野球、広島対横浜のオープン戦があります。