最近どうもAFのピントが甘い気がしていました。それはFA 35mmとの組み合わせで特に顕著で、顔にピントをあわせてもピンボケ写真が量産される状態。FA 35mmを装着しているときは子供をよく撮っていたので、被写体がじっとしてくれないからだと思っていましたが、よくよく試してみるとどうもAFが後ピン気味になっていたようです。

本当は気づいたときに調整に行きたかったのですが、休日に出かけようとすると家族への調整でハードルがかなり高く、足が遠のいていました。この日は仕事が夜間作業で午後からの出社だったため、空いた時間を生かしてやっとペンタックスフォーラムに持って行くことができました。K10Dの購入が2006年11月30日なので保証期間は過ぎていましたが、超過日数がわずかということで、保障期間内扱いで対応してもらえました。この辺の親切さはペンタックスならではじゃないかと思います。(他社のサービスは知りませんけど)

1時間ほどの調整の結果、本体のAFが調整され、FA 35mmの方はデジタルカメラで使用したときのみ若干の後ピン傾向があるとの報告が出ました。FA 35mmの方はとっくに保証期限が切れていましたので、有償対応で約7,600円かかるということでした。ペンタックスフォーラムに来る機会はなかなか無いのでかなり迷いましたが、「若干」という言葉が引っかかったので様子を見ることにして一旦引き取りました。

早速戻ってきたK10Dの電源を入れペンタックスフォーラム内でパシャパシャ撮ってみましたが、これは問題ないですね。後ピン傾向だったAFはキレイに直ったように思います。FA 35mmの「若干後ピン」は幸いほとんど気にならない程度です。これなら有償の調整に出さなくてもなんとか使っていけそうな感じです。有償調整はもっと致命的にダメになったときに取っておく事にしました。

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2007/12/11 | PENTAX K10D + PENTAX FA35mm

さて、せっかくペンタックスフォーラムに来たということで、展示されているレンズを試してみることにしました。やはり、気になるのはDA★シリーズです。1本約12万円ということで、到底手が届くとは思えないのですが、やはりペンタックスユーザとして一度は試してみたい…。装着してみると意外と軽量なことに驚きます。そしてSDMの静粛なピント合わせはやはり感嘆のひとこと。AFスピードが劇的に改善したかというとそうでもないように思いますが、本体モーターのキューキュキュッというモーター音がないだけでずいぶん違うものだと思いました。K100D Superも出たことですし、是非廉価版のレンズにもSDMを採用してもらいたいところです。

併設のギャラリーでは「1日1鉄!」の 中井精也氏の個展が開催されており、ご本人がいらっしゃっていました。K10DをはじめとしたAPS-Cクラスのカメラで撮影されたものばかりでしたがどれもため息が出るような写真ばかりで、同じカメラを使っているものとして大いに刺激されました。技術もそうですが、アイディア的にすばらしい写真が多かったように思います。「列車を大きく写すだけが鉄道写真じゃない」という標語に納得。ある写真の撮影では車輪がきれいに写るように7~8時間かけて線路脇の草刈をしたという話を伺いました。(立ち聞きですが) プロはやはり準備にかける手間と気合が違いますね。また、展示されている写真はエプソンの顔料プリンタで印刷されたものだそうですが、全く気にならない品質でした。我が家はキヤノンの染料プリンタですが、私も良い写真が撮れたら額に入れて飾ってみたいです。まぁいつになることやらという感じですが…