把瑠都(28)=尾上=がパパになった!? といっても、母国エストニアの牧場で飼育している黒毛牛のこと。自宅の牧場は36万坪もの広大な敷地があり、種牛1頭とメス35頭を飼育している。この種牛は、その名も「バルト」。把瑠都が2月11日から2週間ほど帰国している間に、4頭の子牛のパパになった。
3日、大阪府大東市の所属部屋で、若い力士を相手にマイペース調整をした把瑠都は「1頭は結婚記念日の2月20日に生まれた。初めての子供だからうれしいです」と、出産にも立ち会ったことを明かした。1月から3月が出産ラッシュで「牛舎にカメラを付けた。インターネットを通じて、日本でも出産や飼育の様子が見ることができるんです」と、場所中のひそかな楽しみにしている。
子牛は1年間ほど牧場で育て、その後は種牛として売るという。そのときは父親のように寂しくなるだろうが、“パパの自覚”で春場所(10日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で大関復帰への足がかりをつかみたい。 (岸本隆)
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