ルガール・バーンシュタイン

[るがーる・ばーんしゅたいん]
カテゴリー:キャラクター
ルガール・バーンシュタイン プロフィール
  • 格闘スタイル:あらゆる格闘技をマスターした総合格闘術
  • 誕生日:2月10日
  • 身長:197cm
  • 体重
    (KOF'94)95kg
    (KOF'95以降)103kg
  • 趣味
    (KOF'94)格闘家を銅像にしてコレクションする事
    (KOF'95,2002)世界征服
    (KOF'98)復活
    (共通)ただし数ある趣味のひとつに過ぎない
    ('95のみ)銅像コレクションは飽きたのでやめた
  • 大切なもの:悪の心
  • 好きな食べ物:好き嫌いはない
  • 嫌いなもの
    正義
    とりあえず自分の邪魔をする奴(KOF'95,'98のみ)
  • 得意スポーツ:特にないが、何でもそつなくこなす
  • C.V.
    新居 利光
    若本 規夫(KOF2002無印のみ)
ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズのキャラクター。同シリーズの初代ボスキャラクター

カプコン制作の『CAPCOM VS. SNK』シリーズにも登場している。
目次

概要

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ブラックマーケットを牛耳る死の商人。
KOF'94』にて差出人「R」の名で全世界の格闘家に招待状を送り、3人1チームの異種格闘技大会「ザ・キング・オブ・ファイターズ」を開催する。

倒した格闘家を銅像に塗り込んでコレクションする趣味があり、優勝チームをコレクションに加えようと空母ブラックノアに招待して戦いを挑む。しかし優勝チームに敗北し、ブラックノアもろとも自爆した。

'95』ではオロチ暗黒パワーを手に入れ、船が爆発する際に救出した草薙 柴舟を洗脳して従えて、再度「R」の名で格闘大会を開催した。暗黒パワーを解放した「オメガ・ルガール」となって復讐を試みるが敗北。肉体が暗黒パワーに耐えられず爆発し、消滅した。[1]ストーリー上はこの時点で死亡しているが、『'98』や『2002』といった、ストーリーの無いドリームマッチタイトルでは最終ボスとして復活しており、KOFを代表するボスキャラクターとして定着している。

過去にルガールが25歳のとき、オロチ一族の力に興味を持つが、その当時18歳だったゲーニッツに返り討ちにあい、警告として右眼を潰されている(『'94』のイラストでは左眼が潰れている)。また、その数年後にはハイデルン率いる傭兵軍団を一人で壊滅させ、その際にハイデルンの妻子の命とハイデルン自身の片眼を奪っており、ハイデルンとの因縁の原因となっている。

CAPCOM VS. SNK 2』では豪鬼を倒し、殺意の波動を吸収して真ボスキャラクターのゴッド・ルガールとなった。

なお、姓のバーンシュタイン(Bernstein)は英語読みの「バーンスタイン」と独語読みの「ベルンシュタイン」が混合されたものとなっている。また、息子であるアーデルハイドの技名はドイツ語を英語風に読んだものになっている。

人物

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何よりも悪を尊重し正義を憎んでいる。力に対する異様な執着を持ち、ギース烈風拳クラウザーカイザーウェイブを習得しているほか、豪鬼を倒した直後に瞬獄殺等をマスターする天才的なセンスの持ち主である[2]

『'94』では紳士的な物腰だが『'95』以降は復讐鬼と化し、冷静な性格は影を潜めている。『'98』ではイメージが全体的に変わり、よりアクティブな印象を与えるようになった(特にオメガ・ルガール版が目立つ)。『2002』では再度風格のある印象を持たせるものとなった。

『CAPCOM VS. SNK』シリーズではベガサイコパワー豪鬼の殺意の波動を自分のものにしようと目論んでいる。

『'94』での自爆以後、ルガールがボスとして登場すると敗北後には爆発シーンがお約束となっている。
ネオジオポケットカラー版『激突カードファイターズ』(1999年)においてはアクションカードのひとつに「道連れ」というものがあるが、これはルガールが自爆スイッチを持ったイラストとなっている。

年齢は公表されてはいないが、『'94』当時の『ゲーメスト』には45歳前後とある。

家族構成

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『'94』で初公開された際には、志の相違により対立している弟(本名不明)の存在がほのめかされていたが、その後は触れられたことがない。

『2003』において登場したアーデルハイドローズは当初から関連を匂わせていたものの具体的な明言は無かった。その後『XI』で血縁者であること、さらに『XIII』にて実子であることが明言された。

銅像コレクション

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倒した格闘家を像に塗り込んでコレクションしており、『'94』でKOFを開催したのもコレクションのため(女性格闘家チームの場合は剥製にしようと発言する)。
この趣味にほぼ全てのキャラクターから批難されており、ジョー・ヒガシからは「悪魔」と評されたが、ルガール自身は「最高の褒め言葉だ」と発言している。

また、『'94』のルガールとの対決前デモにてルガール自身が周りの銅像について「これらは私が今まで倒してきた格闘家達そのものだ」と発言する。その銅像をよく見てみると、カプコンのゲームである『ストリートファイター』シリーズのキャラクターとおぼしき銅像が多数存在する。

後に発売された『CAPCOM VS. SNK』シリーズではルガールがガイルの前に石像を置き、これをガイルがソニックブームで真っ二つに切断、直後にルガールが烈風拳で粉々にするという、これを元ネタとした専用の掛け合いがある。

BGM

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決闘R&D
'94での上着を着ているときのステージBGM。非常に重苦しい曲である。'95ではこれのアレンジ版「泣きのR・哀愁のD」が中間デモに使われている。PS2版の対人戦でのルガール使用時では背景が後述のものに変化するが、この曲に統率されている。
決着R&D
'94での上着を脱いだ後のステージBGM。一戦目とは対照的に激しい曲である。
ギターとオメガとルガールと
'95でのステージBGM。スローテンポでどこか機械的な曲である。アレンジ版は鐘の音から始まり、電子音や女性ボーカルのシャウトなどが入る。
The ЯR
'98でのプレイヤー用のルガールのBGM。かなりスローテンポだが、サビ部分は壮大である。CPU戦でルガールと戦うことはなく('98UMでは乱入で登場する)使用率自体も低いので、聴く機会がほとんどなく存在自体を知らない人もいる。ドリームキャスト版を除く無印の'98では対人戦でのオメガ・ルガール使用時でもこの曲が流れる。
XXX
'98でのオメガ・ルガール戦のBGM。決着R&Dのアレンジ。アレンジバージョンは、前半部分が決着R&Dのアレンジ、後半部分がギターとオメガとルガールとのアレンジになっている。アレンジCDではトラックは分かれているが、上記のThe ЯRと曲が繋がって続く形になっている。DC版を除く無印の'98ではCPU戦専用のBGMとなっているが、'98UMではようやくプレイヤー使用時でも流れるようになった。
Last Dance
2002でのBGM。2002のオリジナルのBGMの例に漏れず、印象に残りづらく、評価もあまり良くはない。
Unlimited R
2002UMでのBGM。再び決着R&Dのアレンジとなっている。

性能

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'94では、前述のジャケットを着た姿では通常技しか使えないが、近距離立ち強パンチにケズリ能力があり、攻撃力防御力気絶値が異常に高い。
一度負けると「本気で戦う」と宣言してジャケットを脱ぐ。この状態では通常投げや必殺技を使用するようになる。超必殺技を持たないものの、硬直時間が異常に短い烈風拳、あらゆる飛び道具を掻き消し跳ね返し技をも潰すカイザーウェイブ、無敵時間が長いうえに着地時の隙が皆無なほか、パワーMAX時に根元から喰らえばキャラクターによっては即死させるジェノサイドカッター、一気に画面端に追い込むゴットプレス、跳ね返し技のダークバリアといった凶悪な必殺技ばかりで圧倒的な強さを誇る。
リメイク版の'94RE-BOUTではプレイヤーキャラクターとして使用可能。攻撃力が低下し、ゴッドプレスが超必殺技に格上げされるなど弱体化しているが、それでもかなり凶悪な強さを誇る。

KOF'98でついに正式にプレイヤーキャラとなったが、対空性能の低いジェノサイドカッターを筆頭に調整の影響で弱キャラとされている。通常技にやや癖がある、無敵技に恵まれない、ガード崩しがしづらい、烈風拳の硬直が異常に長い、ジャンプ攻撃をくらったのけぞりコマンド投げをくらう(これに関してはリメイク版の'98UMでも削除されていない)、火力が非常に低いと、いいところが無いように見える。しかし、ゴッドプレスの存在で、画面端に追い込むのは容易である。稼動当初は'95の影響もあって多くのプレイヤーが使ったが、上記の理由で弱キャラであったため、余計に弱キャラ呼ばわりされている。
調整版の'98UMでは飛び道具の隙が減り、ジェノサイドカッターの攻撃判定が大幅に強化、遠距離立ちの弱キックと強パンチがキャンセル可能となり、だいぶ改善された。追加キャラとの相性では強キャラとされており、使用人口の多い裏ギースやクラウザーには飛び道具の撃ち合いで有利なほか香澄に有利。影二とMr.ビッグには遠近とも不利であるが圧倒的な差の付く組み合わせはない。

『CAOPCOM vs.SNK』では手数こそ多いものの、ジェノサイドカッターには無敵判定がなく、対空や牽制で強力な技が無いため、表裏共に弱キャラの多いレシオ3の中でも底辺に近いとされている。特に裏キャラ版は烈風拳、カイザーウェイブ、ゴッドプレスが削除されて使いにくい技ばかりが追加されているので余計に弱い。バージョンアップ版の『CAPCOM VS.SNK PRO』では調整を受けて強くなった。
続編の『CAPCOM VS. SNK 2』ではダークスマッシュにより攻めが大幅に強化され、ガード後に反撃できる状況が増え、強力かつ簡単なオリジナルコンボもある。しかし、この作品において重要な牽制能力が低いのが難点。超必殺技を絡めた爆発力の高いコンボを複数持つが、そのためゲージ依存も激しい。

使用技

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特殊技

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必殺技

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超必殺技

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脚注

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  1. ^その際に復活を仄めかす発言をしているが、SNK公式雑誌『ネオジオフリーク』にてスタッフにより「塵となって消えました。合掌」と書かれており、ストーリー上の復活はないものと思われる。『ネオジオフリーク』最終号の「KOF用語辞典」では「消滅後は空気中を分子単位で漂っている」と記述されている。
  2. ^電波新聞社刊『ALL ABOUT KOF'94』によると、『'94』開発当初は相手のあらゆる必殺技を見ただけで真似できるキャラクターにする予定だったが、容量等の都合で断念されている。

関連項目

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クロスオーバー関連

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  • ゴッド・ルガール - 豪鬼から殺意の波動の力を手に入れてパワーアップした姿。
  • 豪鬼 - 『CvS2』にて大阪城の天守閣の屋根で死闘を演じた。
  • ベガ - ギースと並ぶ対立相手。

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