NHK広島県のニュース　広島放送局

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女児連れ去り事件 初公判

去年９月、広島市で小学６年生の女の子を旅行かばんに押し込め連れ去ったとして、わいせつ目的略取や監禁などの罪に問われている、当時大学生だった２１歳の男の裁判が広島地方裁判所で開かれ、被告は「わいせつ目的ではなかった」などと述べて、起訴された内容を一部否認しました。
東京の大学に通っていた小玉智裕被告（２１）は去年９月、塾から自宅に帰る途中の小学６年生の女の子を乱暴する目的で、折りたたみ式ナイフで脅して両手を粘着テープで縛ったうえ、旅行かばんに押し込みタクシーで連れ去るなどしたとして、わいせつ目的略取や監禁などの罪に問われています。広島地方裁判所で開かれた４日の初公判で、小玉被告は「わいせつ目的ではなかった」などと述べて、起訴された内容を一部否認しました。
続いて行われた冒頭陳述で、検察は犯行の動機について「被告は中学校時代から幼い女の子に対する性的な関心があり、監禁して乱暴したいという願望をもっていた」と述べました。
そのうえで「被告は事件の直前、友人にインターネットのチャット機能を使って小学生の女の子を乱暴したいと伝えていた」などと指摘しました。
この事件では、検察が起訴の前に被告の精神鑑定を行いましたが、これについて弁護側は「結果がまとまるまで、罪状の認否などは保留したい」と述べました。
次回の裁判は、今月２７日に開かれます。

03月04日　12時28分

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