閉鎖から15年余り、再開発計画が決まっていなかった日生球場跡地(大阪市中央区)に2015年、スポーツ施設を中心にした商業施設が建つことになった。地主の日本生命保険と、土地を借りて開発する東急不動産が28日発表した。
3万3千平方メートルの敷地に、東急不の子会社、東急スポーツオアシスが運営するスポーツ施設を核に据え、物販や飲食店も入れる計画。跡地の周辺は人口が増えており、十分な利用者が見込めると判断した。土地を借りる期間は明らかにしていない。
日生球場は1950年に完成し、プロ野球の近鉄パールス(現オリックスバファローズ)のホーム試合に使われたほか、全国高校野球選手権大会の大阪大会などアマチュアの試合もよく開かれた。大阪ドーム(現京セラドーム大阪)が完成した97年に閉鎖。解体後、駐車場やマンションのモデルルーム用地に使われてきた。
東急不動産が大阪府内で運営する大型商業施設は、東急プラザ江坂(吹田市)、箕面ヴィソラ(箕面市)、あべのキューズモール(大阪市)に次いで4カ所目。