痛々しい姿で、上本がリハビリを開始した【拡大】
2月26日のWBC日本代表との強化試合で守備の際に味方と激突し、左足前距腓じん帯を損傷した阪神・上本博紀内野手(26)が2日、鳴尾浜でリハビリを開始した。
「あまり動かないようにしている。(私生活でも)不便はあります」
松葉づえをつき、右目周辺の激突による多数の傷が、痛々しい。午前9時頃から鳴尾浜に現れ、電気治療とアイシングを3回ずつ繰り返し、オイルマッサージで左足患部の治療を施した。全治は未定だが、3日以降、肩周りや体幹のトレーニングを始め、足首の状態を見てプールトレーニングを取り入れていく方針だ。
和田野球の重要なピースとして期待されていた矢先のアクシデントだが「今できることをしっかりやるしかない」と必死に前を向いた。雪がちらついた鳴尾浜で、上本が復活への決意をにじませた。(渡辺 洋次)
(紙面から)