パソコン(PC)遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は3日、IT会社員片山祐輔容疑者(30)を、大阪の男性(43)のPCを遠隔操作して日航機爆破予告メールを送ったとする「航空機の強取等の処罰に関する法律(ハイジャック防止法)」違反(航空機の運航阻害)容疑で再逮捕し、発表した。
大阪市のサイトに大量殺人予告を書き込んだとする偽計業務妨害容疑でも再逮捕した。この事件では昨年8月、大阪の男性が誤認逮捕されていた。警察が誤認逮捕をした4事件で、片山容疑者を逮捕するのは初めて。片山容疑者は「身に覚えがない」といずれの容疑も否認している。
捜査本部によると、再逮捕容疑は(1)昨年8月1日、大阪の男性のPCを遠隔操作して日本航空に「航空機に我々の同志が爆弾を持ち込んだ」などとするメールを送り、成田発ニューヨーク行き旅客機(乗員乗客265人)を引き返させた疑い(2)昨年7月29日、男性のPCから大阪市のサイトに大量殺人予告を書き込み、警察官らの業務を妨害した疑い。
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朝日新聞社会部