雪に覆われた車内に排気ガスか 親子4人死亡3月3日 19時42分
北海道の中標津町で、2日夜雪に埋まって動けなくなった車の中で発見され、その後死亡が確認された小学生から高校生のきょうだい3人とその母親の合わせて4人は、一酸化炭素中毒で死亡したことが分かりました。
警察は車が雪に覆われたことで排気ガスが車内に流れ込んだ可能性があると見て、当時の状況を詳しく調べています。
2日午後7時すぎ中標津町俣落の道路で、「車が雪に埋もれて人が閉じ込められている」と近くに住む人から消防に通報がありました。
消防が駆けつけたところ、道路中央の高さ2メートルほどの雪の中に軽乗用車が埋まっていて、車の中にいた4人は病院に運ばれましたが、およそ3時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡した4人は現場近くに住む親子で、宮下加津世さん(40)と長女で高校2年の未彩さん(17)、次女で中学2年の紗世さん(14)、それに長男で小学5年の大輝さん(11)です。
警察によりますと、車はエンジンをかけたまま止まっていて、マフラーが雪に埋もれた状態だったということです。
また、その後の調べで4人の死因は一酸化炭素中毒だったことが分かり、警察は車が雪に覆われたことで排気ガスが車内に流れ込んだ可能性があると見て、当時の状況を詳しく調べています。
現場は2メートルの雪
雪に埋もれた車で4人が死亡した現場で救助活動にあたった中標津消防署管理課の高橋義昭主幹は「ここ数年ないような猛吹雪で、除雪車に先導してもらってようやく現場にたどり着いた。現場に着くと車は高さ2メートルほどの雪に埋もれた状態で、10分ほどかけてスコップで雪を払って車を掘り出した。35年間、消防の仕事をしているが、車が雪に埋まるような現場は初めてだった」と話していました。
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