日本一おもしろい障害者パフォーマーを決める「SHOW-1グランプリ2012」!今年も、重度障害者の寝たきりコントや難聴による聞き間違いコントなど、7組が熱戦を繰り広げる。また、はるな愛が全盲の落語家と異色コンビを結成。障害を武器に笑いの頂点に立つのは一体誰だ!?
今回は年に一度のお楽しみ「SHOW-1グランプリ」! ゲストには、さまざまな方にお集まり頂きました。そんな中、バリバラファミリーの一員と言わせていただきたいカンニング竹山さん、そして、初登場の吉木りささんにお話を聞いてみました。2012年のSHOW-1はいかがでしたか?
カンニング竹山さん「ネタのレベルがすごく上がってますよね〜。ただただテレビに出たい、ではもう出られないレベルになってますよ(笑)。自分の障害の情報をネタの中に、うまく入れられている方も多いですし。ものすごく高度なレベルまで来ちゃってるなと思うので、これから先が楽しみでもあり、不安でもありますよ」
確かに。このSHOW-1グランプリも3年目。来年以降、おもしろくなくなったとは言われたくないですね。
カンニング竹山さん「3年でここまでの人材が集まった、ということは、まだまだいるんじゃないかなと、思うんですよ」
そうなると、だじゃれ王子の地位も揺らいでくるかもしれませんね。
カンニング竹山さん「あの位置をキープしないとね。だじゃれ王子も今回コンビになって、1年目なんてただダジャレを言いたいだけだったのが、ずいぶんレベルあげてきたと思いますよ」
吉木さん「へぇ、そうだったんですねぇ。今回完璧でしたよ」
カンニング竹山さん「今回、ダジャレ王子がコンビで出てきてあのレベルのネタを作ってきているってのが、SHOW-1の進化を一番表している、と言えるかもしれませんね(笑)」
吉木さんは、初めて番組にご参加いただきましたが、いかがでした?
吉木さん「イメージとしては、“みんなで漫才会しましょう”っていうような、和気あいあいとしたものかと思っていたんですが、各組の熱量があって、プロ志向だしもっともっとおもしろくしようという意志が強く見えたので、圧倒されました。まさに、感動した、という一言ですね」
特にお気に入りのネタなどあれば教えてください。
吉木さん「空手キッズの小林さんの間(ま)は、不思議でしたねぇ(笑)。じわじわとツボにくるというか。はまっちゃいました」
カンニング竹山さん「僕が言うのもおこがましいんですけど、第3回目にして天才が出てきたと思うんですよ」
天才ですか! 誰でしょう?
カンニング竹山さん「それは、あそどっぐ。笑いの天才っぽい人が出てきたなと。あの人の脳の中をもっともっと見てみたいと思いました。寝たきりなので動けなかったりするんですが、あの人が作ったネタを(プロの)僕らがやれますよね」
それはすごく分かります。
カンニング竹山さん「そのレベルのネタをかける人ですよね。これからもっと見てみたいですよね。どんなことをするのかを。ものすごくフィーチャーされる可能性があるなと思うんですよね。こういう天才が出てきたのが、第3回の特徴とも言えるなと」
これは、要注目ですね。
カンニング竹山さん「いやー。衝撃でしたね」
吉木さん「あそどっぐさんは動画サイトでもネタを上げてらっしゃるんですよね? 見てみたいですね」
今回は、いつもの『バリバラ』とは少し違いましたが、また、普段の回にも遊びに来ていただけたらと思います。
吉木さん「今日密かに万次郎さんのファンになっちゃったので、恋愛がテーマなら、万次郎さんにどんな恋愛するのか聞いてみたいですね」
カンニング竹山さん「どんな、女の子が好きなのかとかね」
吉木さん「そうそう」
楽しそうですね。最後に、番組へのメッセージをいただけますでしょうか。
カンニング竹山さん「そうですね。『バリバラ』には、これからも挑戦していって欲しいですね。この番組(の考えていること)が普通になるために。冷静に見たら、頭おかしいことやってると思うんですよ(笑)。でもそれがすごく良いところだと思うので、バーンと挑戦したことをこっちに見せつけて欲しいですよね。その衝撃を受けて、こちらも考えるので、その態勢で良いと思うので」
吉木さん「私はこの番組を見て初めて知ったことがたくさんあって、そこから、もっと知りたいであったり、こんなにおもしろい方がたくさんいるんだとか、もっともっと距離を縮めたいと思えたので、このスタンスを続けていただきたいですね。もっとたくさんの方に見てもらえたらいいなって思います」