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放射線授業、全小中学校で 埼玉・朝霞「身を守るため」

写真:生徒たちは授業でマントルから出る放射線量の値の増減を予測した=昨年11月、朝霞市立朝霞第二中学校拡大生徒たちは授業でマントルから出る放射線量の値の増減を予測した=昨年11月、朝霞市立朝霞第二中学校

写真:朝霞市教委が独自に作成した指導資料拡大朝霞市教委が独自に作成した指導資料

写真:自ら教壇に立ち、子どもたちに放射線から身を守る方法を説く石井裕久校長=昨年6月、朝霞第七小拡大自ら教壇に立ち、子どもたちに放射線から身を守る方法を説く石井裕久校長=昨年6月、朝霞第七小

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からもうすぐ2年。埼玉県朝霞市教育委員会は新年度から独自に市立全15小中学校で放射線から身を守るための授業を展開する。「万が一、事故が起きても自分の身を自分で守れる人間になってほしい」という願いがこもる。

■線量の変化、教室で実演

 朝霞第二中学校の理科教諭内田隆さんが放射線測定器を使い、教室内の数値を測定する。テレビの画面に「0・063〜0・071(毎時マイクロシーベルト)」が映し出されると、内田教諭は市が除染対策を行う判断基準値の毎時0・19マイクロシーベルト以下だと説明し、「この教室は安全に生活できる」と宣言した。

 昨年11月、同中3年3組で開かれた放射線の授業研究会のひとコマだ。教室の後ろでは、他校の校長ら約20人も授業を見守った。

 続けて、内田教諭はこう切り出した。「放射性物質、買ってきました」。取り出したのは、ガスランプに発光体を作るマントル。測定器を近づけると、値は0・298から0・435まで上がり続けた。

 「さえぎる方法はないだろうか?」。コピー用紙やアルミホイル、鉛……。厚さも1ミリ、5ミリと変えて遮り、値の変化を追う。放射線と性質が似る光も参考に、マントルとの距離を1センチ、3センチと離して測定。物質や厚さによって放射線を遮れることや、距離を遠ざければ、放射線量が下がることを実演してみせた。

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