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中間貯蔵 建設予定どおり進むか不透明
3月4日 4時21分

中間貯蔵 建設予定どおり進むか不透明
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原発事故からまもなく2年となりますが、除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設は当初の工程表から大幅に遅れています。環境省は候補地の現地調査を今月から2か月遅れで始めたいとしていますが、住民の一部などからは依然として反対する声があり、建設が予定どおり進むかどうかは不透明な状況です。

福島県の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、環境省は、福島第一原発の周辺にある双葉町、大熊町、楢葉町の3つの町に分散して設置する方針です。環境省の当初の工程表では、建設候補地の地質や周囲の環境への影響などを調べる現地調査をことし1月から始め、今月末には建設場所を決める計画です。
今月1日、現地調査を行うコンサルタント会社2社がようやく決まり、環境省は2か月遅れで今月中に調査を始めたいとしていますが、建設場所の決定はことし5月以降にずれ込む見通しで、当初の工程表から大幅に遅れています。
さらに、地元の住民や自治体の一部からは現地調査に対し「復興の妨げになる」などとして、依然として反対する声が上がっています。環境省は2年後の平成27年1月には施設に運び入れたいとしていますが、予定どおり進むかどうかは不透明な状況で、今後、関係する自治体や住民に調査や建設への理解を求めたいとしています。

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