北朝鮮:核実験か 人工の地震波観測…韓国報道

毎日新聞 2013年02月12日 12時18分(最終更新 02月12日 14時15分)

金正恩第1書記=朝鮮中央通信・朝鮮通信
金正恩第1書記=朝鮮中央通信・朝鮮通信

 【ソウル澤田克己、北京・米村耕一】韓国の聯合ニュースなどによると、北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州郡(キルジュグン)で12日午前11時57分(日本時間同)に、人工の地震波が観測されたと速報した。地震波の規模はマグニチュード5.2。吉州郡には豊渓里(プンゲリ)核実験場があり、北朝鮮が3回目の核実験を実施した可能性が高い。菅義偉官房長官は同日午後、首相官邸で記者会見し、「過去の事例からすると、核実験の可能性があると考えている」と述べ、安全保障会議を開き情報の精査を進めている。

 北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記による新指導体制に移行した後、核実験は初めて。北朝鮮は長距離弾道ミサイルに搭載するため核兵器の小型化を目指しているとされ、今回の実験もそれが目的の可能性が高い。北朝鮮が国際社会の自制要求を無視して核実験に踏み切った可能性が高まったことで、日米韓のみならず、北朝鮮の最大の支援国・中国が厳しい対応に出るのは必至で、朝鮮半島情勢をめぐる緊張感が急速に高まっている。

 核実験全面禁止条約機関(CTBTO)によると、前回、前々回の核実験実施場所である咸鏡北道吉州郡豊渓里付近で、人工とみられる地震が確認された。

 1回目の核実験は、爆発の規模がトリニトロトルエン(TNT)火薬換算で1キロトン未満と推定され、2回目は「数キロトン」と推定されるなど、北朝鮮の核兵器は実験のたびに能力の向上がみられる。核実験と確認されれば国連安全保障理事会は速やかに制裁措置などの議論に入るとみられる。ただ、06年、09年にも安保理の制裁決議が出されたが、北朝鮮が繰り返す核実験の阻止に至らなかったことになり、国際社会には手詰まり感も出ている。

 北朝鮮にとって核兵器の保有は、米国などの圧力に対する「自衛的核抑止力」とされ、今回の実験も「その強化」と位置づけているとみられる。

 昨年12月の長距離弾道ミサイル発射に対し、国連安全保障理事会は強く非難し、北朝鮮への制裁を強化する決議を全会一致で採択した。北朝鮮側は、安保理決議違反と主張した日米韓を非難し、今後もミサイル発射を続ける立場を強調する一方で、3回目の核実験の準備も進めてきた。

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