ローマ法王:ベネディクト16世が28日に退位
毎日新聞 2013年02月11日 20時27分(最終更新 02月12日 00時39分)
【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、枢機卿会議で、高齢のために今月28日をもって退位することを表明した。ローマ法王庁(バチカン)が明らかにした。法王が存命中に退任するのは極めて異例。
法王の座は、後継者が決定するまで空席となり、後任を決める選挙(コンクラーベ)が開催される。ロイター通信はローマ法王庁の報道官の話として、3月末までに新たな法王が選出される見通しと伝えた。
法王は11日、枢機卿会議で「年齢のため、責務を果たすにふさわしい体力を失っている」などと、退位の理由について説明。以前から職務が遂行できない健康状態になった場合、退位する可能性があることを示していた。
法王は1927年、ドイツのバイエルン州マルクトル生まれ。2005年4月19日、前法王ヨハネ・パウロ2世の後を受け、第265代法王に選ばれた。09〜10年には米国などで、カトリック教会の聖職者による少年らへの性的虐待が次々と発覚し、法王は被害者らに謝罪した。一方、昨年12月には、インターネット上で短文を発信する投稿サービス「ツイッター」で「つぶやき」を始め、布教と情報発信に取り組んだ。