小惑星:16日、地球に最接近

毎日新聞 2013年02月09日 21時10分(最終更新 02月09日 21時57分)

地球を通過する小惑星の想像図=NASAホームページから
地球を通過する小惑星の想像図=NASAホームページから

 直径45メートル、重さ推定13万トンの小惑星が日本時間16日午前4時24分ごろ、地球に接近する。米航空宇宙局(NASA)によると、気象衛星などの静止衛星よりも地球に近い、地表から地球2個分ほどの距離を通過する見通し。この規模の天体では、最近数十年間で最も地球に近づくことになるが、NASAは「地球と衝突する恐れは極めて小さい」としている。天体望遠鏡を使えば観測できる可能性があるという。

 NASAによると、接近する小惑星は「2012DA14」と命名されている。計算上、約3万5800キロ離れた静止衛星よりも地球に近い、インドネシアのスマトラ沖上空約2万7700キロを、南から北へ秒速7・8キロで通過する。NASAは「人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)への影響もない」としている。

 この規模の小惑星は40年に1回程度の割合で地球の近くを通過し、1200年に1回の頻度で地球に衝突するという。仮に今回の小惑星が地球に衝突した場合、1908年にロシアのシベリア上空で爆発し1200平方キロにわたって森林を炎上させたとされる「ツングースカ隕石(いんせき)」と同じ程度のエネルギーを発するという。

 地球に接近する天体の研究、観測をしているNPO法人「日本スペースガード協会」の高橋典嗣理事長は「小さな天体は発見が難しく、突然現れることもある。今回はたまたま地球に衝突しないが、接近する天体を早期に見つける努力を怠ってはいけない」と話す。【鳥井真平】

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