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パチンコやりたい、日本へ 禁止の韓国から連日入店

朝日新聞デジタル 3月3日(日)18時45分配信

パチンコやりたい、日本へ 禁止の韓国から連日入店

10分以上待ってようやく座ったスロット台で遊ぶ韓国人観光客の男性=福岡市博多区

 韓国から日本にパチンコを打ちにくる人たちがいる。ギャンブル依存症が社会問題化し、7年前に禁止されたためだ。客離れが進む日本の業界は、外国人客の取り込みに力を入れる。依存症の根は深い。

【写真】ギャンブル依存症だった知人と経験を語り合うイ・ジョンホンさん=韓国・釜山市内

 福岡市のJR博多駅近くの大型パチンコ店。大音量に包まれる満席の店内で、韓国語が聞こえてきた。

 自営業のチョ・ソンクンさん(37)とその妻(36)。スロットコーナーで、人気の台が空くのを待っているという。

 日本のパチンコ店を紹介する韓国のインターネットサイトを調べ、3泊4日で来日した。「買い物や食事もするけど、パチンコが一番の目的」と言う。パチンコ歴は10年ほど。禁じられる以前は、毎週通った時期もある。日本まで打ちに来たのは半月前に続いて2度目だ。

 1日目は6時間、夫婦で10万円の負け。この日は2日目。4時間で1万円を失った。「日本は液晶が華やか。明日もやりますよ」と夫婦は笑った。

 店の前で2時間ほど出入りする客に声をかけると、10組以上が韓国人だった。

 福岡県を訪れる韓国からの観光客は年間30万〜50万人。旅行会社によると、航空券とホテルだけの予約で来日し、大半をパチンコ店で過ごす客も多いという。

朝日新聞社

最終更新:3月3日(日)18時45分

朝日新聞デジタル

 

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