東京都心:高層ビル群ぼんやり 「煙霧」3時間続く
毎日新聞 2013年02月07日 20時11分(最終更新 02月07日 20時40分)
東京都心は7日午後、空が白くかすみ、高層ビル群がぼんやりと見えた。気象庁によると、水平に見通せる距離(視程)が10キロ未満の「煙霧(えんむ)」と呼ばれる状態で、午後1時半ごろから約3時間続いた。
風が弱く、大気中の細かいちりが漂いやすかったことが主な原因で、湿度が高かったことも影響したという。都の観測データでは、大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2.5」の濃度は環境省の基準をおおむね下回っており、中国起因の物質が影響した可能性はほぼないという。
都心の7日の最高気温は12.7度で3月上旬並みの陽気だったが、8日からはしばらく寒い日が続きそう。北日本と北陸は発達した低気圧の影響を受けるため、8日は暴風雪や高波に注意が必要だ。【池田知広、比嘉洋】