March 03, 2013

ダンス・タイムズが選ぶ 【2012年ベストパフォーマンス&アーティスト】

2012年1月から12月に上演された公演の中から、ダンス・タイムズのライターが最も心に残る公演とアーティストを選びました。


◆山野博大

【ベストパフォーマンス】
1. スターダンサーズ・バレエ団12月公演『くるみ割り人形』(2012年12月24日/テアトロ・ジーリオ・ショウワ)
2. 笠井叡×麿赤兒『ハヤサスラヒメ』(2012年11月30日/世田谷パブリックシアター)
3. 佐藤典子プロデュース公演『ファウスト・メフィスト』(2012年7月7日/袋井・月見の里学遊館うさぎホール)

【ベストアーティスト】 
1. 井関佐和子=『中国の不思議な役人』の娼婦ミミ(2012年12月25日/KAAT神奈川芸術劇場)
2. 酒井はな・福岡雄大=『MANON』よりLast Duo(2012年11月29日/新国立劇場小劇場)
3. 藤間蘭黄、西川箕乃助、花柳寿楽、花柳基、山村若=新作長唄『徒用心〜重宝髪結』(2012年11月6日/国立劇場小劇場) 

2012年の年末には例年の通りたくさんの『くるみ割り人形』が上演された。そのひとつ、スターダンサーズ・バレエ団の鈴木稔振付によるニューバージョンがおもしろかった。ストーリーから、まったく新しく作り替え、舞台美術をはじめ、すべてを新しくしての『くるみ割り人形』だった。移動式の小屋を載せた車を運転して、人形使いのドロッセルマイヤーがやって来る。クララが人形劇を見ているうちに、自分のお人形が、ちょっとしたはずみでその舞台に入り込んでしまう。それを追って人形劇の世界にもぐり込んだクララは、糸で吊られた人形たちを発見する。人形の糸を切り離して自由にしてやったことで、クララはくるみ割り人形に招かれて人形の国へ…。ラストのほのぼのとした情感がまたたまらない。
 
新しいストーリーを創作し、それを祝祭的な雰囲気いっぱいの幻想的な舞踊劇に具体化した鈴木の独創性は高く評価されるべきだ。その背景をしっかりと支えたディック・バードの機智あふれる美術がまたすばらしい。バレエ『くるみ割り人形』の画期的なバージョンの誕生に立ち会えたことを喜ぶ。これをレパートリーに加えたいと、世界のあちこちからオファーが殺到するだろう。
 
笠井叡が率いる天使館と麿赤兒が率いる大駱駝艦ががっぷりと四つに組んで、ベートーヴェンの「第九」全曲を使い、日本神話『ハヤサスラヒメ』をでっち上げた。これはなかなかの見ものだった。だいたいのところはオイリュトミーの線でまとめているのだが、舞踏の良さもしっかりと加えられていて、両者の激突が楽しめた。
 
小林十市と大柴拓磨の男二人だけで上演した『ファウスト・メフィスト』は、ダンスと台詞の巧みな融合により、日常と非現実の世界を気楽に行き来する舞踊作品だった。グレートヒェンの役は赤い衣裳を二人が操って出現させていた。最後のファウストとメフィストの対決シーン、グレートヒェンによる救いのシーンは、どちらもスリリングな見せ場。ダンスを見たという満足感を観客に与えた。
 
この作品は、磐田市で舞踊活動を行う佐藤典子のプロデュースにより静岡県袋井市での上演が実現した。新しい表現手段を多用した作品にもかかわらず、満員の地元の観客は敏感に各場面に反応した。新しい舞踊を見て楽しんでくれる観客が日本の各地にはまだまだいることの証しがここにあった。舞踊界はあげて、そういう人たちに見てもらう適切な手段、方法を考えなければいけない。

Noism 1 & Noism 2の公演がKAAT神奈川芸術劇場で行われた。金森穣作品の『solo for 2』と『中国の不思議な役人』が上演された。井関佐和子はその両作品に出演。『solo for 2』では他のダンサーとの緊密な動きのやりとりを、『中国の不思議な役人』では娼婦ミミの衝撃的な人物像を、切れの良い動きを駆使して好演した。
 
新国立劇場《DANCE PLATFORM 2012》のユニット・キミホ公演で、キミホ・ハルバート振付の『MANON』よりLast Duoを、酒井はなと福岡雄大が踊った。この作品は2012年3月のユニット・キミホvol.3公演(渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)で初演したもの。そのハイライトのデュオを再演したのだ。酒井の、肉体が燃え尽きるまでの表現の感動がずっしりと心に残った。若い福岡と組んだところは、かつてのフォンテインとヌレーエフを思い出させる眺めだった。
 
芸術祭参加の第18回蘭黄の会で上演された新作長唄『徒用心〜重宝髪結』は、オペラ「セビーリャの理髪師」を日本舞踊に翻案したもの。その配役には五耀会のメンバーが全面協力していた。蘭黄=若殿・有馬林之進(学生リンドロ、実はアルマヴィーバ伯爵)、基=髪結・彦郎(理髪師フィガロ)、寿楽=尾張屋・お梅(ロジーナ)、箕乃助=尾張屋・萬蔵(ロジーナの後見人ドン・バルトロ)、若=舞踊師・土十郎(音楽教師ドン・バジリオ)という役割分担だ。その上に群衆シーンもすべて5人でやってしまった。河内連太の美術、足立恒の照明の力を借りて、5人がきびきびと動きまわり、江戸とセビーリャにまたがる人間関係の虚実をすんなりと結び合わせたところがみごと。日本舞踊の新しい可能性を拓く舞台として注目した。 



◆稲田奈緒美

【ベストパフォーマンス】

・Noism1 『Nameless Voice〜水の庭、砂の家』(7月、彩の国さいたま芸術劇場)
・Noism1  『中国の不思議な役人』(12月、KAAT神奈川芸術劇場)
・Co.山田うん 『ショーメン』海神楽バージョン(8月、島根県大田市福光海岸→雨天のため、温泉津まちづくりセンターに変更)
・首藤康之、中村恩恵 『DEDICATED』(10月、KAAT神奈川芸術劇場)
・新国立劇場バレエのダンサー振付による 『First Step』(12月、新国立劇場) 
 
Noism1は着実に日本のコンテンポラリーダンスの最前線を切り開いている。金森譲の芸術監督・演出振付家としてのストイックなまでの思想と実践、彼のヴィジョンを身体で現前させる井関佐和子、小尻健太らダンサーたちの優れた能力が、渾然一体となって密度の高い、洗練された作品を作り上げた。
 
Co.山田うんによる公演は、コンテンポラリーダンスとして振付けられた作品を、神楽風の衣装を着て踊ったもの。振付、出演の山田うんを始め若いダンサーたちの鍛錬された動きが、意外にも神楽風の衣装にマッチして、緊密な構成に大らかさと同時に祭儀的な高揚感をもたらした。日本のコンテンポラリーダンスが、日本人の身体の現在と基層に深く結び付いていることを発見させてくれた。
 
首藤康之、中村恩恵は互いの長所を十分に生かしながら、舞台上の生身の身体と映像上のフォトジェニックな身体を交錯させ、非日常的な劇場でしか体験できないイマジネーションに溢れた時空を立ち上げた。
 
新国立劇場バレエの若手ダンサーたちが自ら振付し、踊った公演。タイトル通りこれが第一歩となるが、彼ら、彼女らが単にダンサーとしてだけでなく、(振付家に必ずしもなる必要はないが)アーティストとして成長する糧となることは確かだ。詳細は1月14日投稿の「舞台評」に書いたので、ご参照いただきたい。


【ベストアーティスト】

・黒沢美香 『鳥日』(1月、世田谷区立瀬田四丁目広場・旧小坂家住宅)、『まだ踊る』(6月、慶應義塾大学藤原洋記念ホール)、『薔薇の人』第16回公演「鳥図」(12月、テルプシコール)
・山本隆之 『マノン』(6−7月、新国立劇場)、7月、『DANCE for Life 2012 下村由理恵バレエリサイタル』
・井関佐和子、小尻健太 Noism1での活躍
・伊坂文月 『ラプソディ』(8月、K-BALLET COMPANY『Triple Bill』)
・川本裕子 『星空のぴかる森』(10月、上野ストアハウス)
・中村茜 『恋のバカンス』(10月、ダンストリエンナーレトーキョー2012 ASIA FOCUS)


黒沢美香はダンサーとしての覚悟と生き方が重なり、目が離せない。住宅の中を移動しながら、家具とその場に関わりながら鳥となった『鳥日』の美しさと存在感は未だに目に焼き付いている。ダンス=人、となっている生き方は、親子二代で培われたのだということを教えてくれたのが、黒沢輝夫、下田栄子、黒沢美香の親子三人が共演した『まだ踊る』。年末の『鳥図』でもこの人にしか表せない、ダンス=黒沢美香というあり方を見せた。
 
山本隆之の踊りには馥郁たるノーブルさ、雑味の無い表現力がある。『マノン』では、始まりこそ怪我の状態を心配させたが、物語の進行と共にデグリューになりきって渦の中で屹立した。彼の踊りを近い距離から見ることができた『DANCE for Life 2012 下村由理恵バレエリサイタル』で発見したのは、彼は身体でもって形を造形するのではなく、身体で周りの空間を造形する、ということ。身体から空間へと、地と図を逆転させることで、私たちはアラベスクやポール・ド・ブラの形の美しさを見るのではなく、その腕やトルソが空間に美しい広がりを造形するのを見るのだ。
 
その他、特筆したいのは、【ベストパフォーマンス】でもあげた、Noism1の井関佐和子と小尻健太。また、新鮮さで光った若手として、伊坂文月と中村茜をあげる。川本裕子は舞踏の中堅で久しぶりに作品を発表した。踊りの集中力と美術との協働による瑞々しい空間構成に今後の展開が楽しみだ。 



◆宮本珠希

【ベストパフォーマンス】

1. Professional Dancer’s Association Performance Collection vol.2『Marcher』(2月25日/森ノ宮ピロティホール)
2. 〜英国バレエの真髄〜『ロイヤル・エレガンスの夕べ』(8月30日/鎌倉芸術館 小ホール)
3. 2012年スターダンサーズ・バレエ団12月公演『くるみ割り人形(新作初演)』(12月24日/テアトロ・ジーリオ・ショウワ)

1. 関西を中心に活躍中の男性ダンサー20名に、新国立劇場バレエ団の山本隆之、福岡雄大、福田圭吾を加えたメンバーで繰り広げられた舞台は、この上なくパワフルで迫力満点。洗練されたムーヴメントが特徴的な篠原聖一振付の『XXIV』、「箱男」をモチーフに描かれたサイトウマコト振付の『9Cells』、矢上恵子流「パキータ」である『組曲PQ』というバラエティ豊かな演目のチョイスも心憎い。大阪のみならず、東京での再演も強く望む。

2. 出演者自らが決定したというプログラムは、アシュトンやマクミランからウェイン・マクレガー、リアム・スカーレットまで、英国ロイヤル・バレエ団の歴史を紐解いてゆくような充実の内容であった。僅か8名のダンサーが多彩な演目を披露し、中でも、スティーヴン・マックレーの踊りの守備範囲の広さや、崔由姫の身体能力を活かしたシャープな動きが際立っていた。

3. クララの内面的な成長を主軸に据えた明確なストーリーテリングと、クリスマスマーケットや人形劇の小屋内、人形の国と言った場面設定の一新、雪の場面でのコンテンポラリー風ダンスの挿入、第2幕終盤の大胆な音楽のアレンジ等、斬新で起伏に富んだ演出に魅了された。振付にも、音に対して、敢えて弱拍に動きのアクセントをつけるなどの、細やかなこだわりやセンスが随所に感じられた。鈴木稔の卓越したクリエイティビティに感服。 


【ベストアーティスト】 

1. 小野絢子(新国立劇場バレエ団『マノン』、同『シルヴィア』タイトル・ロール)
2. マリア・アイシュヴァルト(第13回世界バレエフェスティバルAプロ『ロミオとジュリエット』より第1幕のパ・ド・ドゥ、同Bプロ『オネーギン』より第3幕のパ・ド・ドゥ、同ガラ・パフォーマンス『椿姫』より第3幕のパ・ド・ドゥ)
3. ニーナ・アナニアシヴィリ(グルジア国立バレエ『白鳥の湖』オデット/オディール)


1. 昨年も数々の作品に主演し、持ち前の可憐な雰囲気に、プリンシパルとしての貫録が備わった。『マノン』でのコケティッシュで蠱惑的な演技や、『シルヴィア』で見せたクリアなテクニックや豊かな音楽性など、各演目で存分に魅力を発揮し、紛れもなく舞台を牽引する存在へと成長を遂げたように思われる。

2. いずれの作品に於いても、圧倒的な演技力と集中力で、観客を一気に物語へと引き込んだ。一つ一つのパからも痛切に感情が伝わってくるような、踊りと芝居の一体化は至芸。まさにドラマティック・バレエの名手と言えるであろう。

3. 日本でラストとなったニーナのオデット/オディールは、ダイナミックな技術と円熟した表現に加え、プリマとしての華と風格が際立っていた。芸術監督として同バレエ団を率いる立場でもある彼女の、並々ならぬ気概にも心を打たれた。

ところで、昨年は、菅井円加のローザンヌ国際バレエコンクール優勝が大ニュースとなった。筆者は、数々の国内大会で菅井の演技を見てきたが、特に、3年前、普段コンクールでは目にすることの少ないアシュトン版『シルヴィア』のヴァリエーションを、見事な身体のコントロールと絶妙な動きのニュアンス付けで堂々と踊っていた姿が印象深い。(この年、同ヴァリエーションで、全国舞踊コンクール、まちだ全国バレエコンクール、こうべ全国洋舞コンクール、バレエコンペティション21の第1位を獲得)彼女の他にも、現在、日本のジュニア勢の中から、将来性の感じられる踊り手が次々と頭角を表してきている。彼らの今後の活躍を期待するとともに、その成長の過程も見守ってゆきたいと思う。



◆森本ゆふ

【ベストパフォーマンス】 

・スターダンサーズ・バレエ団『くるみ割り人形』
・シュツットガルト・バレエ団『じゃじゃ馬馴らし』
・インバル・ピント&アブシャロム・ポラック ダンスカンパニー『ラッシュ』

スターダンサーズ・バレエ団が12月に初演した鈴木稔版『くるみ割り人形』は、個性溢れる意欲的なバージョンであった。一幕前半を野外とするなど、大胆な演出の変更があったが、鈴木の造形力は確かで、統一感があった。ストーリーを追うだけでなく、クララの世代の若者の初々しさや無敵さなどを、作品を通じて描いた点にも鈴木らしさが表れた。

シュツットガルト・バレエ団が6月に来日し、10年振りに『じゃじゃ馬馴らし』を上演した。バレエ化され、上演され続けるシェイクスピア作品は少ない。言葉を用いないバレエは、シェイクスピアを得意としないのだろう。だが本作は傑作である(寧ろ言葉が使用されない分、戯曲の少々どぎつい所が取れて良い。。。?)。スー・ジン・カンとフィリップ・バランキエヴィッチのコンビは、世話物としての魅力があり、マリア・アイシュヴァルトとジェイソン・レイリーのコンビは、変わり者同士が惹かれ合う様子を、心温まる演技で表した。アイシュヴァルトの、キレの良いアレグロのステップが、爽快であった。

インバル・ピント&アブシャロム・ポラック ダンスカンパニーが11月に来日し、世田谷パブリックシアターで公演を行った。新作『ボンビックス モリ』と同時上演された『ラッシュ』が心に残る。沢山の椅子の使用や、映像の挿入など、舞台の様子を描写すると、新鮮みに欠けるような印象がある。加えて、終盤にアルヴォ・ペルトの『鏡の中の鏡』が使用された。ペルトは振付家に好まれる作曲家のようで、近年は使われ過ぎているような感がある。しかし、作り手として確かな核を持っていれば、それらはリスクではないのだろう。『ラッシュ』は心に響く作品であった。存在感のある個性的な出演者たちが、作品の完成度に大きく貢献していた。

2月にオーチャードホールで上演された、シディ・ラルビ・シェルカウイの『テヅカ TeZukA』も、振付家が道具を使いこなしていた点で『ラッシュ』と共通する。作り手の趣味を反映した演出や、日本文化を強く意識したアイデアが、一つの作品の中で纏まり、機能していた。


【ベストアーティスト】

・菊池研(牧阿佐美バレヱ団『ノートルダム・ド・パリ』カジモド)
・米沢唯(新国立劇場バレエ団『シルヴィア』シルヴィア)
・パヴェル・ドミトリチェンコ(ボリショイ・バレエ団『スパルタクス』スパルタクス)

菊池研は、2月に牧阿佐美バレエ団が上演した、プティの『ノートルダム・ド・パリ』でカジモドを踊った。エスメラルダ役にゲスト出演した、ボリショイ・バレエ団のマリーヤ・アレクサンドロワを相手に一歩も引かず、最初から最後まで勢いがあった。エスメラルダを庇ってポーズをきめる場面は、歌舞伎の"見栄"のような迫力があり、演出の効果をドラマチックに表した。エスメラルダへの憧れと、カジモド自身の問題が、区別されている所とされていない所があり興味深い。演じ手の個性が役柄に対して、良い方向で干渉し、人物像に立体感が生まれた。終演後も感動が続いた。

米沢唯は、10月に日本初演されたビントレーの『シルヴィア』で、タイトルロールを踊った。家庭教師の拵えが良く似合う。泣いたり笑ったり照れたりと、感情の起伏が激しいキャラクターだが、米沢はどこかあっけらかんとしていて、前のシーンを引きずらないのが好ましい。古代ローマにタイムスリップした直後、ニンフの中心で軽やかに踊る場面のジャンプや、オライオンを相手に大奮闘する二幕など、音取りの巧みさとステップの鮮やかさが映えた。

1月から2月にかけて来日したボリショイ・バレエ団が、グリゴローヴィチの代表作の一つである『スパルタクス』を上演した。主演のパヴェル・ドミトリチェンコは、ロットバルトやアブデラクマンなど、キャラクテールの役を演じることが多いようだ。すらりとした金髪のダンサーだが、綺麗なだけでなく、大胆さと翳がある。ジャンプの大技を「技」として切り離すのではなく、演技の中で消化しており、舞台に登場している間中、目が離せなかった。

その他、新国立劇場『マノン』(7月)に客演した、ヒューストン・バレエのサラ・ウェッブ、東京バレエ団『オネーギン』(9月)に出演した木村和夫と長瀬直義が印象に残る。『役作り』という段階を超えて、キャラクターが舞台の上で生き生きと動いていた。
 


outofnice at 12:28舞台評 
記事検索