ドリルムラタ『イクまで・・・ピストン!』
Shangri-LaとDEAD SETは名曲ですなぁ。
さて本日は、ドリルムラタ先生の『イクまで・・・ピストン!』(ティーアイネット)のへたレビューです。
折角の長編ストーリーにもかかわらず人物の掘り下げが浅いのが残念ですが、肉欲全開で激しく展開するエロシーンの実用性は◎な作品集です。
カラー短編「部長妻Ⅲ」を除き、1作当りのページ数は20~40P(平均29P強)と多めなのは嬉しい所。ただ、十分激しいながらやや小奇麗にまとめているエロシーンとシナリオの薄さのために、ページ数の割に読み応えはやや軽い印象があります。
あと、第5話の冒頭カラーパートが何故か第3話の前に入っており、どうも仕様の乱丁らしいのでご注意。
シナリオ的には、義母への思慕と亡き父への嫉妬から主人公が義母を“調教”し、その余勢を駆って叔母や従妹をやはり手ごめにするという内容。
好意や信頼と嫉妬や疑心との板挟みで残酷になってしまう主人公像自体を所謂“ヘタレ”と切り捨てる気は全くないのですが、第7話の爽やかな劇終を迎えるには登場人物の心理の掘り下げもドラマ展開の妙もかなり不足と感じました。
ただ、逆の視点から考えれば、そのご都合主義的な流れは、本作のウリであるエロの実用性を(人によっては)損なわないとも言えるでしょう。
義母とか叔母とかの単語に尻込みする方もおられるでしょうが、ヒロインの義母、静流さんは20代のスレンダー巨乳さんなのであまり心配しなくても大丈夫です。まぁ、管理人のお気に入りの叔母さんは推定年齢35オーバーですので、年増さんが一人でもいるのはNGという方は回避推奨。
年齢に関係なく均整のとれたナイスバディが激しく乱れるエロシーンは質・量ともに平均以上であり、実用性に関しては全く問題ありません。管理人も大変美味しくご飯を頂きました(爆。
開発され尽くされた女体故に、望まぬ輪姦行為や電車内での痴漢プレイでも圧倒的な快楽を感じ、肉棒を求める静流さんの痴態は大変エロティック。
ただ、アナルプレイ中心で浣腸もありながらブツが噴出するシーン無し、処女の従妹との性交で破瓜描写無しなど、「ここまで煽っておいて、そこは無いのかい!」と個人的には思う所もあります。調教という行為にアブノーマルさの迸りを求める同志諸兄にはマイナス要因と成り得ますが、こちらの方が幅広い層に受け入れられるかなとも思います。
ハートマーク連発で日本語乱れまくりの嬌声がコマを埋め尽くすのはテンションの盛り上げにおいて効果的ですか、ちょっと吹き出しがうるさ過ぎる印象もあります。
余談ですが、第7話のリンカーン時に、童貞の男(すぐる君)がいざ静流さんに挿入という時に周りの男たちが「負けるなーすぐる!」とか応援している台詞には正直萎えました。このシーンにお笑いが絡んじゃ駄目ですよぉ(泣。
まぁ細かいことは置いとくとして、アップを織り交ぜながら丁寧にいやらしく描かれるオミャンコを、ブチュブチュと水音をふんだんに奏でながら突きまくり、膣やらアナルやら外出しやらで存分に白濁液を放出するエロシーンは十分に魅力的です。
長編としてのストーリー構成力、人物描写(特に男性)の掘り下げが共に不足ながら、王道的なエロシーンの実用性は高いという相変わらず女流らしからぬ作風です。
コンビニ誌エロでは物足りないが、ネオ劇画もヘビィ過ぎて…という貴兄にはお勧めな抜き物件でございます。
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