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青森・酸ヶ湯、積雪556センチ 国内記録また更新

青森市酸ケ湯温泉の屋根に積もった雪=25日午後

 強い冬型の気圧配置の影響で、東北地方は25日も断続的に雪が降り続いた。青森地方気象台は同日、青森市酸ケ湯で午後5時に積雪556センチを観測し、稼働中の全国の観測地点で国内最高を記録したと発表した。
 青森市酸ケ湯は21日に515センチの国内最高を記録し、24日夜に529センチを観測、記録を更新したばかりだった。25日は前日からの24時間で新たに40センチ前後が積もり、記録をさらに更新した。
 気象台によると、酸ケ湯は八甲田山中腹の標高890メートル地点。雪は25日夜にいったん小康状態になるが、27日に別の低気圧が通るため、また雪が降りやすくなる見込み。積雪は630センチまで観測可能という。
 青森県内の25日午後6時現在の積雪は酸ケ湯で555センチ、弘前市で過去最高の151センチ、青森市で139センチ、むつ市で76センチ、八戸市では19センチなど。各地で平年の2倍前後に達し、特に津軽地方で記録的な豪雪となっている。
 青森以外の東北各地も大雪で、各気象台によると、岩手県西和賀町湯田で269センチ、山形県金山町で222センチ、尾花沢市で238センチ、福島県只見町では336センチなど。いずれも過去最高の積雪を記録した。
 除雪作業の難航で鉄道の乱れも相次いだ。JR東日本によると、山形新幹線は上下計20本が運休した。新庄発東京行きのつばさ144号は大雪のため米沢駅で停車し、400人が代行バスで福島駅へ移動した。秋田新幹線は2本に最大38分の遅れが生じた。


2013年02月26日火曜日


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