えっちな小説の探し方

■人間は想像する生き物です。とくに男は女性の後ろ姿を見ればぷりぷりのお尻を突きまくる事を想像し、柔らかそうな唇を見れば舐め合うように舌をからめることを想像し、大きな乳房を見れば捏ねるように揉みしだく事を想像してしまうもの。

■そして、えっちな小説とは卑猥な想像の極地といえるでしょう。ある時は貞淑な喪服の未亡人をバイブレーターで淫欲の虜に突き落とし、ある時は清純な女子大生が闇の組織によって肉便器に変えられ治安の悪い国に売られてしまい、ある時には性の快楽など想像した事もなかった少女が異界の妖魔の触手によって全身を嬲りぬかれてイキまくる。このような荒唐無稽なシチュエーションを、文章によってリアリティを出すことができる人は存在し、しかもネット上で無料で作品を公開しています。

■さて、えっちな小説を探すのにも、ちょっとしたコツがあります。ここでは、そのコツについて解説してみようかと思います。

検索エンジンで探す

検索エンジンの仕組み

■えっちな小説に限らず、googleやyahoo!などの検索エンジンでものを探すのにはコツがあります。

■検索エンジンは、ディレクトリー型とロボット型、2種類に大別されます。そのうちディレクトリー型は、yahoo!のビジネスエクスプレスが代表的なもので、人間が審査して登録されるものです。ロボット型とは、ロボットと呼ばれるプログラムがネット上のあらゆるページを移動し、キーワードを拾って、インデックスされるというものです。どちらも検索窓にキーワードを打ちこんで探しますが、ディレクトリー型は審査する人間によって内容が偏りやすく、ロボット型はキーワードの使い方によって膨大な量の検索結果が出てしまい、目当てが見つかる前に探すのを辞めてしまうことが多々あります。

■ディレクトリー型の検索エンジンも、ロボット型の検索エンジンも、基本は必要なキーワードを打ちこんで検索をかけることです。そして、キーワードは通常の文章と違い、意味がありません。例えば、「官能小説」と打ちこんでも、えっちな小説が出てくるとは限らないことがあります。つまり、「官能」というキーワードと「小説」というキーワードが入っていれば、検索に引っかかってしまうのです。極端な話、「その豆腐の舌触りは実に官能的な…料理人は小説を読むのが趣味で…」という、お料理情報が引っかかる場合だってあります。

効果的な検索のかけ方

■そこで、検索をかけるときは、できるだけ自分の読みたいフレーズを使う事にしましょう。ただし、そのまま文章にしても検索に引っかからないことが多いので、重要なキーワードを2〜3個抜き出して、それで検索をかけます。キーワードの数が多すぎると、これも検索にかかりにくいのでご注意ください。

■また、アダルトビデオなどの宣伝文句に使われそうな単語を避けると、なお効果的です。「女子校生」や「女医」のような、ジャンルを形成している単語や、「潮吹き」「調教」のようにビデオによくある内容、「おまんこ」や「クリトリス」のような身体部分の単語では、やはりビデオなどの宣伝が出てしまいます。それよりは、あまり使われなさそうな言葉を使いましょう。あまり使われない言葉で出てきたえっち小説は、自分のセンスに合っている可能性が高いのです。例えば、潮吹きものがいいのであれば、しぶくとか、漏らすというような単語の方が効果的だと思います。

■なお、キーワードは単なる記号で、意味がありません。例えば、「イキまくり」と「イきまくり」、「逝きまくり」と「行きまくり」は扱いが異なります。さらに「イキまくり」と「イキまくる」と「イキまくった」と「イキまくっている」も、扱いが異なります。「イキまくる」でいいのが見つからなかったら、「逝きまくる」などで検索をかける、というようなこともやってみる価値があるでしょう。※2013年現在、検索エンジンは大幅に進化しており、もはやこれらの単語はいわゆる「もしかして」検索によって統合されてしまっていることが多くなっています。それは概ね検索ユーザーにとって喜ばしいことながら、偶然の出会いを求める小説読みには不遇ということになります。また、当サイトは「あだると」というキーワードで検索をしてくださるお客さんが多かったのに、もしかして「アダルト」が表示されてしまい、結果来訪者が4分の1ぐらいになってしまいました(TT)。「あだるとがいどどっとこむ」を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

■ところで、検索をかける際、半角ダブルクォート("")で文字をくくると、そのくくりのままの検索が可能です。印象に残ったフレーズがあり、小説のタイトルが思い出せないときなどには便利だと思います。例:あっがあああぁああ〜〜〜!!というセリフをそのまま検索した場合と半角ダブルクォートでくくって検索した場合、結果が違います。

単語のバリエーション

■他にも、例えば女性の性器を表す言葉には、「秘部」「秘所」などという単語の他に、「秘裂」「秘孔(北斗神拳ではありませんよ!)」「秘唇」「秘貝」「女芯」などというものもあります。また、快楽が絶頂に達したことを示す単語にも、「イク」の他に「気を遣る」「絶頂する」などがあります。単語一つだけで小説が上位にくるとは限りませんが、組み合わせ次第で、いろんなえっち小説が出てくるでしょう。

■もっと直接的に、喘ぎ声や睦声、効果音で検索をかけるのもありです。「くちゅ」「あひぃん」「ヌリュッ」「おっおかしくなる」「ズプププ…」「なかはいやぁ」「イグゥ(濁音)」など、切羽詰ってヒロインが発する雌の叫びやその際の効果音で検索をかけると、ピンポイントでえっちな場面が引っかかるでしょう。

■それと、小説はだいたいにおいて文章が長く、どこが自分の読みたい部分かわかりにくいことがあります。そういうときは、検索結果の所にキャッシュというリンクがある場合がありますので、それを使えば検索キーワードがピックアップされています。

投稿小説サイトで探す

■検索エンジンでよい小説を一つ二つ見つけることができたら、次はその小説が掲載されているサイトをよく観察してみましょう。もしかしたらその小説は投稿小説サイトに投稿されたものかもしれません。実はインターネット上には多くの投稿小説サイトが存在しています。気の合う仲間同志で小説を書いては見せあい、ネット上で発表しようというわけです。優れた作者は大抵、発表の場を伴う集まりに属していて、おのれの実力を高めあいます。したがって、あなたの好みにあう小説が属する投稿小説サイトは、当然あなた好みのえっち小説がたくさん置いてあるということになります。一つそういうお気に入りサイトを見つければしめたもの。いくらでも好みの小説を見つけることができるでしょう。

■投稿小説サイトは、閲覧者の利便性も兼ねて、大雑把にジャンルわけをされている場合もあります。小説好きの人が分類しただけあって、なかなかツボをついたものや特殊なジャンルわけもされていて、楽しいです。ぜひ、利用してみましょう。

書いてもらう

■ネットで長く遊んでいると、お友達ができたりすることもあろうかと思います。その中には、アダルト小説の作者がいないとも限りません。いたら、書いてもらいましょう。基本的に、表現者というのは創作を頼まれるのはうれしいものなのです。もちろん、礼儀は忘れず、できる限りお礼はしてあげましょう。

■それと、ネット上にはお金を払って小説を書いてもらうというサイトも存在します。例えば、I LOVE YOU COMPANY(URL:http://www.iloveyou-company.com/)というサイトがそうです。自分好みの設定などを作者に伝え、その通りに小説を創作してもらうというもので、気に入らなかった場合何回かは書きなおしをしてもらえる場合もあります。普通に本を買うのに比べれば圧倒的に高いとは思いますが、その小説は世界中どこにもない、あなたのためだけの小説です。

読み上げさせてみよう

■パソコンで小説を読むというのは目に負担のかかる行為です。また、一口にえっちな小説といっても、全編エロなものもあれば、シリアスな展開のなかにたまにエロがあるものもあります。とくに後者の場合、普通のシーンにも魅力があるため、じっくりと読み込まなければなりません。そうすると、やはり目が疲れてしまいます。

■そこで、読み上げブラウザ、もしくは読み上げツールを利用してみましょう。例えば、Softalk(URL:http://www35.atwiki.jp/softalk/)というサイトには、WEBページのテキストをそのまま読み上げてくれるSoftalkWEBと、テキストをコピー&ペーストすれば読み上げてくれるSoftalkというフリーソフトがあります。小説の形式にあわせて、簡単に読み上げさせることが可能です。

■さて、管理者自身はこのところ、上記のフリーソフトで、エロの有無にかかわらず時間のあるときにネット小説を読みまくっているわけですが、横になって目を閉じていても小説の内容が把握できる上に、情景を想像しやすいので大変重宝しております。もちろん機械の棒読みですし、アヘ声とか擬音の類には魅力を感じません。しかしその分、地の文の多い類の小説ではかなりの威力を発揮してくれます。あなたも利用してみたら、きっと面白いと思いますよ!

■ところで、パソコンに文章を読み上げさせるのは、ひとりの時にしましょう。まかり間違っても、官能シーンを読み上げさせているところを女の人に見つかってしまったりなさいませんように。「馬鹿じゃないの?」などと怒られてしまうのはとても悲しいものがあります。

管理人のオカズ

■管理人好みの小説を掲載しているサイト様を、勝手にリンクさせていただきました。

直近の更新:ホンジョロイドは笑わないPillage〜anthrium

目次(あいうえお順): 淫封女伝神招姫(かんなぎ)たちの艶闘 / 淫獣聖戦その後・羽衣の堕落 / 十六夜残月抄 / 大奥妖斬剣 / 鬼椿 / 女の体 / 城戸沙織・陵辱小説 / 小島有希 / 催眠カップルシリーズ / サキュバス無限地獄 / 砂理 / 触手 / 東京サバンナ / Pillage〜anthrium / ホンジョロイドは笑わない / 真昼のコンクリートの上で / MI・KU・MI /

淫封女伝神招姫(かんなぎ)たちの艶闘

■舞台は現代、どこからともなく沸いて出た、男は殺し女は嬲り犯してよがらせるという、恐怖の淫魔が跳梁する日本です。設定も奥深く感じられ、著者の描写力も素晴らしく、なかなか読み応えのあるえっち小説です。

■「魔斬師」と呼ばれる淫魔を倒すことを生業としている存在の一人が、返り討ちに合い、嬲られます。巨乳の主人公は、自分は胸では感じないと思いこんでいたのに乳揉みでイカされ、太く逞しい淫根を突き込まれて子宮をくじられ、女の悦びを極めます。じっくりと時間をかけて快楽の果てを教え込まれ、魂の髄まで堕とされてしまいます。

■言葉の選び方や構成が丁寧で、えっちなだけでなくとても気持ちよく読めます。また、こちらのサイト様は図書館というだけあって、質の高い小説がたくさん置いてあります!

*この小説は秘密の図書館に掲載されています。

淫獣聖戦その後・羽衣の堕落

■エロアニメの名作シリーズとして有名な淫獣聖戦の、その後を描いた2次創作小説です。2次創作ですが、おそらく原作を知らない人でも楽しめると思います。

■誇り高く勝気な主人公が、宿敵の毒牙にかかり、触手や媚薬、さらには肉棒によってイカされまくり、屈服していきます。全7章ですが、特に5章以降、自慰の経験すらなかったのに、全身を嬲られて追い詰められていく主人公の心理描写は圧巻です。

*この小説は屈服浪漫に掲載されています。

十六夜残月抄

■くのいちもののオリジナル色責め小説です。

■18歳にして百戦錬磨、淫術にかけても手練のくのいちである主人公・速女が、忍の里の近くに潜んで怪しげな陰謀をめぐらす奇怪な老人、幻老斎の暗殺に出かけるも、逆にとっつかまり、陵辱されます。荒縄で縛られたあと、実に一昼夜以上にわたって全身を舐られ、筆で撫でまわされ、強烈な媚薬効果を持つ異界の触手生物の体液を塗りこまれ、悶絶します。一旦逆転したと思うのも束の間、今度は幻老斎の精神に肉体を乗っ取られ、自分の意思に反して強制的に自慰をさせられ、あまつさえ触手に全身を嬲りぬかれます。

■分量はかなり長く、敵役の幻老斎は縛り筆責め媚薬責め触手責めと、あらゆる責めを用いて主人公を陵辱します。ところがテーマが「焦らし責め」なため、最後の方まで一度も絶頂を極めてくれません。わたしは強制連続絶頂ものが好みなので、この辺りは冗長に感じます。

■ただ、ラスト近く、いよいよ主人公が恍惚の境地に達する時に、とんでもないことをされてしまいます。ネタバレになるので書きませんが、この状態は人間が妄想しうる究極の快感ではないかと思います。筒井康隆の著作「生きている脳」を彷彿とさせるこの状態を想像して、何度オカズにしたことか(笑)。

*この小説はK's Novelに掲載されています。

大奥妖斬剣

■大奥を舞台にしたオリジナルえっち小説です。

■男子禁制で、常日頃、将軍家に仇なす闇組織や、奥に住まう美女をかどわかして調教し、売り飛ばすことをもくろむ秘密結社に付けねらわれたりしている大奥に、「あやかし」という蛇のようないやらしい姿をした人外の魔物が出没します。あやかしは女体をよがらせる技に長けており、大奥の警護をつかさどる美少女剣士隊の手に余るので、急遽、老中の懐刀と呼ばれる上総月宗佑の命により、兄嫁と密通したかどで放逐されていた妹にして、手練のふたなり(男性器と女性器の両方を持ち合わせている人)剣士・伊織が呼び出されます。

■実に素晴らしく面白そうな設定ですが、内容も本当に盛だくさんです。皇室に連なる大奥入りしたばかりの少女と、その警護役があやかしに嬲り犯される導入部にはじまり、放逐されていた伊織が遊廓の太夫(高級な花魁)と肉の歓楽にひたるシーン、大奥に君臨し、若い女の精を吸う秘術によって50代なのに30そこそこにしか見えない若さを保つ妖怪じみた局と、美少女剣士隊の筆頭との3Pなど、1章ごとに抜き所がある素敵なえっち小説です。

■とても内容が濃いわりに、文章は簡潔で、読みやすいです。一気に読むこともできますが、じっくりと味わって読まないともったいないと思います。

*この小説はKOBAの+Pに掲載されています。

鬼椿

■大学三年の天野一也は小学校のころからの幼馴染み・森崎優花との交際を実らせ、恋愛をはぐくんでいます。

■ところが、後輩の同じく大学一年生川上さつきが、なぜか一也に好意を抱き、いきなりキスをするという事件が起こってしまいました。もちろん、一也は優花を愛しているため、その場で怒りを露にするほどだったのですが、やがてそれは優花の知るところになってしまいます。

■ささいな疑いが、つもっていくなか、優花はサークルの後輩に巧妙に言い寄られ、やがて一時の過ちから肉体関係を結ぶにいたってしまいます。ところが、それは恐るべき罠で、一也と優花は蜘蛛の巣に絡めとられたように、逃げられないところに引きずりこまれていきます。

■ストーリー紹介を読めばわかるとおりの寝取られNTR展開になります。しかし、正直なところ単純にNTRとしていいのかと思ってしまうほど、内容がてんこ盛りです!

■この作品においては、主人公よりは寝取り男のほうが魅力的なキャラクターな気がするのもおもしろいところです。また、設定もしっかりしていて筋立てもよくできており、心理描写も巧妙なので非常に味わい深いです。

■また、女の子が初めての浮気で、手マンされただけで「死んじゃう」などと叫び、イカされて潮を吹きながら意識を飛ばすというすさまじい展開をはじめ、かなり即物的な描写が光ります。実用性抜群というか、正直いっぺんに最後まで読むのが物理的(笑)に不可能なほどです。

*この小説はDIGITALG@UGに掲載されています。

女の体

■チェンダー病という、男の体が女の体になってしまう奇病が流行っている日本が舞台のショートストーリーです。17歳の少年だった主人公は目が覚めると実に魅力的な体をした少女になってしまい、衝撃を受けつつも確認のために体を弄くりまわし、男だった時には想像もつかなかった強烈な快感を味わって感動します。

■そこへ、14歳の弟が入ってきて、急に女になってしまった兄に驚きつつもその魅力的な肉体に惹かれ、体を見せてくれるよう、そして触らせてくれるように頼みます。弟は女体に慣れておらず、一旦触ってしまうと歯止めが利かなくなり、一方姉(元は兄)も、はじめ拒んでいたのに体が感じるあまりの快楽に止まらなくなり、近親相姦をしてしまいます。

■ボリュームの少ないショートストーリーですが、まとまっていて読ませます。女性化した主人公の心理描写もしっかりしていますが、特に弟がGJです。

■こちらのサイトは近親相姦ものの味わい深いショートストーリーがたくさんおいてあり、好みの方は必見です!

*この小説は紫羽尋人図書館に掲載されています。

城戸沙織・陵辱小説

■聖闘士星矢のエロパロ2次創作小説です。聖闘士星矢といっても、どうやら元ネタは映画の方らしいです。キャラクターの名前が微妙に変えてあります。

■美しく清らかな乙女である城戸沙織こと、偉大な小宇宙を持ち、聖なる微笑みをたたえた慈愛の女神、アテナ。そのアテナが、かつて滅ぼした邪神たちの魂が宿った触手に徹底的に嬲られ、媚薬によって陵辱され、「おまんこ気持ちいい」と泣き叫びながら悶絶し、イキ狂います。

■管理者的にはちょっと終わり方の後味が悪いのですが、見ごたえは十分にあります。挿絵が付いていて、アテナは原作とはイメージが違いますが、これはこれでなかなかいい感じです。また、こちらのサイト様は、ヒロインや令嬢、お姫さまなどをとっつかまえて調教し、肉便器にするというような感じの陵辱小説がたくさん置いてあり、オカズに事欠きません。

*この小説は最低のオリに掲載されています。

小島有希

■何かの2次創作のようですが、管理者は元ネタがなんだかわかりません。しかし、十分に楽しめる素敵なえっち小説です。

■スポーティでスレンダーな美少女が、変質者に監禁され、創意工夫に満ちたあらゆる手段で陵辱されます。処女のまま調教されて性感を高められ、四肢を拘束されたままローターで10回連続でイカされ、Gスポットとクリトリスを同時に責められて失禁する所をビデオに撮影されます。どうやら未完成らしいのが残念ですが、ボリュームは十分にあります。

■ちなみに、小説のタイトルが主人公の名前で、小島由紀とか小島有紀、小島由希などと間違えがちです。かく言うわたしも、はじめの頃、偶然見つけたこの小説を後で検索で探そうとし、名前を間違えて見つからなかったことがあります。そのときは「ズイキエキス」で見つけ出しましたが。ネットで目当ての物を探すのはわりと大変です。

■こちらのサイト様はこの他にもたくさんの小説が掲載されており、必見です!

*この小説はひかるのH部屋に掲載されています。

りふれいん(催眠カップルシリーズ)

■軽妙な文章がとても愉快なオリジナル催眠えっち小説です。

■ごく普通のOL早織が、ある時、いやらしい夢を見たあと、思いもかけないありえない恥ずかしい言葉を口にしてしまうことが止められなくなってしまいました。実はそれは同僚による催眠術の効果で、早織は気付かぬ間に心と体を弄ばれてしまうようになります。

■催眠術で女の人の精神を操り、肉体を毒牙にかけるなどというのは、恐るべき悪辣非道な行為ですが、この小説ではあまり深刻ではなく、登場人物たちもそれなりに幸せそうなので、いやな気分には全くなりません。抜きに使えるというより、どちらかというと大笑いしてすっきり、というタイプの小説になります。

■このりふれいんはシリーズ第一回ということで、以下洗浄機ワンコインハウスキーパーマリアージュと続いていきます。また、こちらのサイト様は催眠術をテーマとした投稿小説集という趣があり、楽しいえっち小説がたくさん置いてあります!

*この小説は大人のための催眠術・創作ルームに掲載されています。

サキュバス無限地獄

■サキュバス(男性に淫らな夢を見させる女性型淫魔。女性向けの男性型淫魔はインキュバス。夢魔ともいう)をテーマにしたオリジナルえっち小説です。

■ひょんなことから最強で不死身になった主人公(男)が、たまたま探索していた地下迷宮の罠に引っかかり、巣くっていたサキュバス達に嬲られます。不死身なので、死ぬことも体力を失うこともなく、夢魔の精妙な性技に翻弄され、快楽に狂いながら延々と射精しつづけます。

■主人公がサキュバスたちに嬲られる描写もなかなか味わい深いです。しかし、この小説の特記すべき部分はむしろ、たまたまとっつかまっていた街のパン屋のそばかすがあるおさげの可愛いらしい15歳の少女が5匹のサキュバス達によってたかって嬲り犯されるシーンです。イラストもとても素晴らしく、必見です!

■こちらのサイト様は主に少年が複数のサキュバスや少女、美女などに嬲られ、イカされまくるというような内容の小説が掲載されていて、そのあたりも結構わたし好みなのです。

*この小説はサキュバスの巣に掲載されています。

砂理

■高慢ちきな社長令嬢・砂理は、元ライバル会社の息子で、中学生のころから目の敵にしていた弘樹(現在は凋落し、極貧生活中)を、ただ嫌がらせのために使用人として雇います。

■そこで、自分との格の違いを思い知らせようとばかり弘樹に足を舐めさせ、家畜扱いした砂理でしたが、弘樹の機知によって逆にやりこめられ、なんとレイプされた挙句にその証拠写真まで撮られてしまいます。

■それを皮切りに、砂理は弘樹よってありとあらゆる方面から追い詰められ、プライドを完膚なきまでに叩き潰されてしまいます。

■砂理のおバカなお嬢様っぷりは見ていて愉快なほどですし、また弘樹の周到な追い詰めっぷりも迫力があり、しかも充分なエロさがあります。まわりの人間を扇動したいじめ描写もありますが、内容のわりにそこまで不快なものでもないでしょう。むしろ、緊張感が増しており、できのよい心理戦ものの作品を読んだかのごとき爽快感があります。

■なお、この作品は2ちゃんねるエロパロ板の、強気な女が堕ちていくSSというタイトルのスレッドに投稿されたオリジナルえっち小説です。掲示板投稿という関係上、ここではまとめサイトへのリンクとしておきます。2チャンネルエロパロ板には傑作も多いのですが、作者がミラーなどを作っているとは限らず、また必ずまとめられているとも限らないのが残念です。

*この小説はSS LIBRARYに掲載されています。

触手

■普通に道を歩いていた女子校生が、公衆便所を利用した際、突然なぞの触手生物にとっつかまり、あれよあれよというまに犯されまくって発狂するお話です。

■作者さんの注意書きによると、長編のプロローグに相当するものだそうで、この作品自体はストーリーがどうというようなものでもありません。しかし、そのぶんエロオンリーなので抜きに使えることでしょう。

■とくに、ほんのちょっと前までイクという単語すら知らなかった少女が、おそらく作中時間でわずかしかたっていないのに卑語を連発しながらイキまくるようになるという即物的な描写は大好物です!いやあ、やはりエロはこうでなくては。

*この小説はノクターンノベルズに掲載されています。

東京サバンナ

■地方出身の美人女子大生・榎本美香が大学のレイプサークルの毒牙にかかり、薬物を盛られての輪姦中に自我が崩壊したような状態で記念撮影をさせられた挙句恋人である阿久津洋平と電話で実況会話してしまうお話です。

■いわゆる「フタレター・信じて送り出したフタナリ彼女が農家の叔父さんの変態調教にドハマリしてアヘ顔ピースビデオレターを送ってくるなんて…」系のお話(べつにヒロインはふたなりではありませんが)を、コンパクトな短編にまとめています。NTRモノで、男側と女側を交互に描写することによって緊迫感と絶望感を高めています。

■圧巻はなんといってもクライマックスの電話実況!これはなかなか凄まじいシチュエーションであり、また描写も激烈に即物的です。なにぶんNTRということでニッチな属性ではありますが、実用性は大爆発でしょう!

■なお、この作品には極めて自然な流れでのアヘ顔ダブルピース展開が存在しています。イラストにはありがちなシチュエーションながら、小説で、ストーリーに落とし込んでそれをやるのはなかなか筆力が必要で難しいのに、うまいこと処理していると思います。

*この小説はノクターンノベルズに掲載されています。

Pillage〜anthrium

■病で長期入院中の少年の、その恋人が、少年の親友によって力ずくで犯され、そのまま言うことを聞かされてしまうようになるお話です。同シリーズのCONFUSIONが少年視点の寝取られのお話とすると、こちらは奪われてしまった少女の視点で、いわば堕ちに重点が置かれています。

■設定自体はNTRのテンプレのようなものながら、さっぱりとして無駄のない心理描写が非常に秀逸で、分量のわりに心に残るものがあります。とくに、はじめ脅されて、嫌なことをされていたはずの主人公が、数ヶ月以上にわたって男のいいようにされているうちに体がなじんでしまい、罪の意識を感じながらも肉の喜びを味うようになってしまう流れは必見です!

■なお、通常のNTRものと違い、寝取られた少年がなかなかシャレにならない状態であるため、その意味でも心にクるものがあります。NTR耐性より鬱耐性があったほうがいいかもしれませんのでご注意ください。

*この小説は黄昏のパトス 桂大枝官能小説集に掲載されています。

ホンジョロイドは笑わない

■無表情かつ無駄のない行動と処理能力、そしてエキセントリックな言動により、名前とアンドロイドをひっかけて『ホンジョロイド』とあだ名をつけられた生徒会長・本条美沙希と、生徒会会計の『俺』こと結城大地の甘々な日常を描く作品です。

■とくに珍しい設定や、目を惹くようなストーリーがあるわけではありませんが、とにかくホンジョロイドの描写が素晴らしすぎます!まさにエッチのときだけデレデレになる女の子というコンセプトどおりで、その属性の持ち主にはたまらないものがあるでしょう。

■といっても、キャラ萌え・シチュエーション萌え・属性萌えに頼っているわけではありません。行為をきっちり描写しているので、なかなか骨太なエロさがあります。

*この小説はEGO[イーゴ]に掲載されています。

真昼のコンクリートの上で

■実にさわやかなオリジナルえっち小説です。

■校内一の美少女で、生徒会役員合気道部の部長を兼任する主人公が、愛する恋人に求められ、ローターを股間に入れて登校します。もともと真面目な主人公は、恥ずかしさのため、授業を抜けだして学校の敷地の目立たないところで途方にくれてしまいます。そこに、主人公を探してきた恋人があらわれ、ローターと言葉責めで嬲ったあと、おまんこをローター責めしながら尻穴に中出しします。

■全編にわたって、初々しいカップル(やってるプレイの内容はともかく)の愛が感じられ、読後にほのぼのとした気分になります。もちろん、えっち小説としても、クライマックスの二穴責めのような強烈なシーンだけでなく、普通のキスシーンなども描写が優れています。

■後書きによると、著者様は執筆後にいろいろと削ったとのことですが、ボリュームも説得力も十分です。

*この小説はdouble pumpに掲載されています。

MI・KU・MI

■とても瑞々しいイメージの百合小説です。

■可愛い童顔の女子校生・岡村美鳩が、ある日通学途中に痴漢にあってしまいます。その痴漢は、なんと美しい女性でした。

■男の痴漢にされるのと全く違い、その女・里原公美の愛撫はとても気持ちよく、美鳩は反発しながらも少しずつ公美に惹かれていきます。その後、ある事がきっかけで二人の関係はより深いものへと変化していきます。

■百合がテーマということで、人により好みが分かれるかもしれませんが、描写は丁寧で見応えがあります。エロシーンの描写も、爽やかなのに生々しく、実用性は高いと思います。

■ストーリーに関しても、意外なところに伏線が隠されていたりして、お話の面白さも十分!ひとつの章の分量は短く、少しずつ読み進めるのに適しています。

*この小説はてぃーぽっと小説館に掲載されています。