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旧日本海軍二式大艇@船の科学館見学記



クリックすると大きな画像に、webの「戻る」で戻って下さい 二式大型飛行艇12型(H8K2)について(その1)

二式大型飛行艇(別名:二式大艇ニシキタイテイ)は、昭和15年(1940)に初飛行した当時世界一の高性能を誇った大型飛行艇です。
昭和17年(1942)に旧日本海軍に正式採用され、偵察、哨戒、輸送など多方面に活躍しました。
終戦後、二式大型飛行艇に注目した米国は本国に運び、各種の調査を行ってその高性能に驚嘆したといわれています。

二式大型飛行艇12型(H8K2)について(その2)

しかし、米国内に保管されてから約30年を経過した昭和53年(1978)、世界で唯一残された本機は適切な引取り手が無ければ破棄されることとなり、これを知った当館(船の科学館)の故笹川良一初代館長が資金援助と受け入れを表明、米国議会の返還承認の後、昭和54年(1979)日本に里帰りをしました。
(説明版より)
正確な所は調べていませんが、二式大艇をほぼ完全な形で保存・展示しているのは、ここ船の科学館のみとのことです。
クリックすると大きな画像に、webの「戻る」で戻って下さい 二式大型飛行艇12型(H8K2)について(その3)

写真は二式大艇の艇底部分を写したものです、波きり板状の物が見えます。二式大艇は戦前川西航空機が設計・製造した飛行機ですが、その技術は戦後新明和工業に引き継がれPS-1対潜哨戒機(実用対潜哨戒飛行艇)として海上自衛隊で運用されました。
また、PS-1を改造し陸上飛行場でも離発着可能な救難飛行艇US-1が製作され、現在も運用されています。US-1の搭乗員の話ではPS-1/US-1の艇底部分の設計は二式大艇の設計と基本的には同じ思想(設計者は同じ)との事だそうです。
クリックすると大きな画像に、webの「戻る」で戻って下さい US-1救難飛行艇について
第二次大戦で優秀な飛行艇を生み出した川西航空機技術陣が新会社である新明和の元に結集し対潜飛行艇PS-1を設計、 新設計の艇体により高いSTOL性能と凌波性能を示し世界最高水準を行く飛行艇であった。1970年代に入ると対潜哨戒機PS−1の派生型として、陸上からでも離発着できる救難飛行艇US−1が製作された。現在では PS−1は全機退役しているがUS−1Aは第一線で今も活躍中。

クリックすると大きな画像に、webの「戻る」で戻って下さい 自宅近くで見かけたUS-1A救難飛行艇85号機です。