琉球競馬の復興・発展を軸に、今後の種の保存について意見を交わす生き物文化誌学会沖縄例会=2日、沖縄市の沖縄こどもの国
【沖縄】生き物文化誌学会沖縄例会「沖縄在来家畜と保全を今に伝える文化−沖縄在来馬の位置と成立の文化的背景」が2日、沖縄市の沖縄こどもの国で開かれた。
この日に同園で復活した琉球競馬「ンマハラセー」を主なテーマに、その歴史をひもとき、琉球競馬の復興・発展を軸にした琉球在来馬の保全について、意見を交わした。
スポーツニッポン競馬担当記者の梅崎晴光氏は、ンマハラセーについて「速さや力強さではなく、走りの美しさを競う点で、世界に類を見ない」と強調。「細かな美にこだわる琉球王朝士族の精神性を反映したものだろう」と分析した。
宮古島市市史編集委員の長濱幸男氏は、琉球王朝が14世紀に明国へ献上馬を贈り、代わりに得た中国製陶磁器を原資に海外貿易を始め、薩摩侵攻後は江戸に献上馬を贈り、王府の体制を支えたと紹介。「琉球・沖縄の歴史文化の思い出が、在来馬の背には山ほど積まれている」と述べ、種の保存の必要性を強調した。
琉球大名誉教授の新城明久氏は琉球競馬を「(沖縄で)過去最大の娯楽だった」と指摘。「王府の狙いは士族・平民が共に祭りを楽しみ、馬の生産に励み、優秀な馬を選抜・育成することだった」と強調した。
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