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【スポーツ】

山本 世界キップ一番乗りだ きょうびわ湖毎日マラソン

2013年3月3日 紙面から

前日会見で健闘を誓い合う選手たち。前列左から、国内招待の山本、森田、小林、ムワンギ、窪田。後列はロスリン(スイス、右端)ら海外招待選手=大津市の琵琶湖ホテルで(武藤康弘撮影)

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 びわ湖毎日マラソン(3日午後12時30分スタート、大津市皇子山陸上競技場発着)の前日会見が2日、大津市内のホテルであり、国内招待選手7人のうち、ロンドン五輪代表の山本亮(28)=佐川急便=ら5人が出席。この大会が選考会を兼ねる今夏の世界選手権(モスクワ)代表一番乗りを誓い合った。

 「積極的に」「前の方で」−。この言葉を何度も繰り返したのが山本だった。一般参加だった昨年のびわ湖毎日で日本勢トップの4位に食い込んでロンドン五輪代表につなげたが、レース展開は満足にはほど遠いものだった。五輪も「何もできずに終わった」と言う40位に沈んだ。その悔しさをばねに換えて、びわ湖での再戦を選んだ。

 「優勝が最大の目標。去年は25キロすぎに置いていかれたので、今年は積極的な走りをしたい。タイムはあとでついてくる」と山本。出場資格タイムは日本勢最高、昨年のびわ湖毎日で出した2時間8分44秒だが、今大会で45秒以上更新すればモスクワ行き切符を即手にできる。一方、8分台にとどまれば、代表争いはさらに混沌(こんとん)とする。

 前週の東京マラソンまでの選考会3大会で、日本陸連が定める内定基準(2時間7分59秒以内)を満たした選手は一人もおらず、8分台も別府大分の川内優輝(埼玉県庁)ら4人にとどまっているのが現状だ。

 山本を脅かすのが、昨年のびわ湖毎日6位の森田知行(カネボウ)や同7位の堀口貴史(ホンダ)とみられるが、過去2大会は一般参加選手が日本勢トップでゴールした。今年も“波乱”はあるのか。 

  (武藤康弘)

 

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