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【格闘技】

ゆうこりん「顔は死守します」 ボクシング きょう女子世界戦

2013年3月3日 紙面から

計量後にポーズを取る黒木(左)と多田=後楽園ホールで(竹下陽二撮影)

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 女子トリプル世界戦の前日計量が2日、東京都文京区の後楽園ホール内で行われ、出場する6選手とも一発でパスした。WBA女子世界ミニマム級王座に挑戦するボクシング界のゆうこりんこと、同級12位の黒木優子(21)=YuKO=は「顔は腫らしたくない。顔を死守する」と、女子ボクサーは顔が命とばかりに、キレイな顔での王座奪取を誓った。

 記者会見には6人の女子ボクサーが勢ぞろいしたが、他の5人がアスリートらしくジャージー姿だったのに対し、黒木だけは別だった。この日、福岡から飛行機で東京入りした黒木は黒のワンピースにハイヒール、つけまつげにバッチリお化粧まで施し、エレガントに登場だ。

 「この前のスポーツ新聞に、つけまつげのことまで書いてあったので今日も気合を入れてつけてきました。キャハ。でも、リングに上がったら、別人です。そのギャップを見てください」

 本番ではロングヘアーを動きやすいコーンロウでまとめ、顔はスッピンで勝負に挑む。下馬評は8度防衛中の絶対王者多田が圧倒的に有利だが「福岡にベルトを持ち帰る」と超強気発言。しかも、勝ち方にも女性ならではのこだわりがある。

 「過去9戦のうち、デビュー戦で左目を腫らしたぐらいで、顔は無傷。明日も顔を腫らしたくない。私は、殴るのは好きだけど、殴られるのは大嫌い。打たせずに打つボクシングで、顔は死守します。キャハハ」

 21歳。まだ、キャピキャピしているが、アルペンスキーで国体、インターハイ出場の経験もあるバリバリのアスリート。果たして、ゆうこりんが、新時代の扉をこじ開けるか? (竹下陽二)

 

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