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【大相撲】

ちびっ子コンビ合格 大相撲新弟子検査

2013年3月3日 紙面から

165センチで合格した元柏竜汰(左)と166センチで合格した木村真也=大阪警察病院で(岸本隆撮影)

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 大相撲春場所(10日初日・ボディメーカーコロシアム)の新弟子検査が2日、大阪市天王寺区の大阪警察病院で実施された。中学卒業見込みの力士に限り、今年から春場所は身長165センチ以上(それ以外の基準は167センチ)の入門が認められるようになった中、166センチの木村真也(15)=千賀ノ浦、愛知県春日井市出身=と165センチの元柏竜汰(15)=八角、広島市出身=が合格。身長を伸ばす苦労を振り返りながら、夢の舞台への意気込みを語った。

 木村は春日井市立柏原小3年から相撲を始めた。小4のわんぱく相撲大会で県3位。全国大会も出場した。悩みは身長だった。牛乳を毎日1リットル飲むことを日課にしてきたが、柏原中1年で164センチ、同2年で165センチと1年で1センチペース。

 「中2の冬休みに、少年ジャンプの裏に広告があった、9980円のドリームストレッチャーを買いました。寝そべって器械に足をはめて、カチカチって伸ばすやつですね」。さらに、子ども向けサプリメントの「セノビック」も同時期に摂取を始めたという。「ヤフーオークションで見て、こんなのあるんだって。1日3回、牛乳に溶かして飲んでました」。何とか、今回の基準はクリアした。

 元柏は“通常”163センチという。新弟子検査の前に師匠の八角親方(元横綱北勝海)から「背中を踏んでもらいました。バキバキってきました」。その効果もあってかギリギリ合格。昔はぶら下がり健康器で身長を伸ばすことにチャレンジしていたというが、今は「小さくても勝てるということを見せたい」と意気込んでいた。 (岸本隆)

 

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