新幹線脱線:「息もできない」猛吹雪 救出作業、まず除雪

毎日新聞 2013年03月02日 19時17分(最終更新 03月02日 23時38分)

秋田新幹線こまちの脱線事故で運休が相次ぎ、秋田駅行きの代行バスに乗るため列に並ぶ乗客ら=JR盛岡駅で2013年3月2日、金寿英撮影
秋田新幹線こまちの脱線事故で運休が相次ぎ、秋田駅行きの代行バスに乗るため列に並ぶ乗客ら=JR盛岡駅で2013年3月2日、金寿英撮影

 脱線現場近くは猛吹雪に見舞われていた。近くの会社員、今野裕美さん(34)は事故が気になり、午後6時ごろ約100メートル離れた踏切まで様子を見に行った。「息もできないほどの吹雪だった。踏切に行くのにも苦労した」。踏切周辺にはパトカーが3台止まり、続々とJR関係の車両が集まってきた。警察官が一般車両の通行を規制し「この先で脱線している。救助には除雪がまず必要で、除雪車を優先して通行させる」と言われたという。

 線路近くの物流センターに勤務する男性(55)は「今朝から雪と風が強かったが、昼過ぎから激しく雪が降り始めた。風がゴーッと、うなりを上げており、横殴りの雪で10メートル先も見えない。外に出たら息もできないくらいで、歩いている人もいない。今年は例年よりも雪が多く、大仙市内では2メートル近くの雪が積もっている」と話した。

 事故現場近くに住む農業の男性(66)も「今日は吹雪がすごくて、近くの道路にも30センチぐらいの吹きだまりができていた。線路にも、吹きだまりがあったのではないか」と話す。男性の次女(38)は「家の窓から、線路の脇に赤いランプが二つチカチカ点滅しているのが見えるけど、雪で様子がわからない。本当にすごい吹雪。外に出られない」と話した。【井上英介、武本光政、古関俊樹】

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