中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

え?レオ様 俳優辞めないけど… 1月の休業報道に「休憩のつもり」

2013年3月3日 紙面から

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」のPRで来日し、記者会見したレオナルド・ディカプリオ=東京都港区で(稲岡悟撮影)

写真

 来日中の米俳優レオナルド・ディカプリオ(38)が2日、東京都港区の東京ミッドタウンで記者会見した。初めて悪役に挑んだ映画「ジャンゴ 繋(つな)がれざる者」(1日公開)のPRで訪れている。1月に俳優休業が報じられたが、「大好きな俳優を辞めるつもりはありません」とキッパリ否定した。

 ディカプリオは1月、独紙の取材に対して疲労を理由に「長い長い休みを取ることにした」などと語ったと報じられ、事実上の休業宣言として世界中に衝撃が走った。

 2日は報道後初めての公の場で、約200人の報道陣が詰めかけた。

 休業について質問されると、過去2年間に「華麗なるギャツビー」「ジャンゴ」「ウォール街の狼」と3本の映画出演をこなしたことを説明。「ちょっと休憩したいと言っただけなのに、引退にさせられた」と苦笑。

 今後の俳優活動について「いろいろ探しているので、いいプロジェクトがあれば」と意欲をみせた。同時に力を入れている環境保護活動を続けていくことも強調した。

 今回、演じたのは大農園の独裁者。奴隷同士のデスマッチを楽しむ残忍な役どころ。役作りにあたっては映画「トゥルー・ロマンス」(1994年日本公開)に出演したゲイリー・オールドマン(54)や、同年公開の「トゥームストーン」のヴァル・キルマー(53)らの演技を参考にしたことを明かした。

 初の悪役はクエンティン・タランティーノ監督に自らオファー。「今まで見た中で最悪の役。だからこそやりたいと思った。ここまで大胆不敵だと解放感を感じた。俳優がよく『一番楽しいのは悪役』と言うのは、そういう理由だ」と納得した様子で語った。

 素手でテーブルをたたくシーンの撮影では、テーブル上のシェリーグラスを割って流血するアクシデントも発生。「柄の部分が突き刺さった瞬間に考えたことは2つ。『痛い』と『このシーンを使ってもらえたら最高』と。使ってもらえたので俳優として幸せ」とプロ根性もみせた。

 映画は南北戦争前の米国が舞台の西部劇で、元奴隷で賞金稼ぎの男が妻を取り戻すため、ディカプリオ演じる白人権力者に挑む。

 先月24日(日本時間25日)に発表された第85回アカデミー賞では2部門を受賞。「米国人が触れたくない当時の道徳的腐敗を描いている。とにかく大胆で皆ショックを受けた。この作品の一部になりたいと思った」と話した。

 8度目の来日で、京都を5回も訪れていることを公言。「両親は僕のことを『寺院マニア』と呼んでいる。古い街に行くと映画の中にタイムスリップした気持ちになる」とお気に入りの様子。会見後は、東京都内の劇場で舞台あいさつをした。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ