第4部 牝鶏誕生

人畜教育棟に収容され、過酷な人畜教育を施されながら、連日地獄の肉体労働に駆り出される辛さは想像を絶するものだった。夜明けから日の入りまで牛馬のように使役され、それが終わると夜遅くまで精神改造訓練で虐められるのだ。一年が経つと教育官たちの意図通りに、日本の女たちはK人民共和国に飼われる人畜としての自覚を受け入れ、自らの意志で将軍様と人民様への忠誠を誓うまでになっていた。

(ふふふ・・・そろそろ、牝鶏選別をやっても良い頃ね・・)

人畜教育官の主任ミョンジャは、牝蓄たちが飼われている薄暗い檻の前を巡回しながら呟いた。

「気を付けっ!」

厳しい号令の声で、檻の中の牝蓄たちが弾かれたように立ちあがり、直立不動でミョンジャに注目する。

「よく聞け、牝蓄ども!本日より一週間後に牝鶏選別を行う!これはおまえたちの妊娠能力と生存能力を見極めるテストだよ!牝鶏は、我が偉大なるK人民共和国の為に、死ぬまでひよこを産み続けなければならないのっ!その能力の無い牝畜に、牝鶏になる資格は無い!」

厳しい口調で語るミョンジャを、直立不動のまま固唾を飲んで見守る牝蓄たち。

「牝鶏選別は、これから半年間、2週間に一度行われる!牝蓄5匹に対し用意されるのは牡鶏一匹よ!当然、牡鶏のペニスの奪い合いに勝たないと交尾が出来ないわね。この戦いに勝ち抜いて牡鶏の精液を搾りとり、なおかつ妊娠できた牝蓄だけが牝鶏になれるのよっ!運良く牝鶏になれたら、ここから牝鶏小屋に移る事が出来て、肉体労働も免除になる!反対になれなかったら・・・ふふふ・・・肉体労働専門の「第3収容所」に送られて毎日16時間労働で死ぬまで働くことになるわね。きっとこの「第7特別収容所」での肉体労働さえ天国に思えるわよ!どちらにしても、おまえたちには半年しか牝鶏になるチャンスは無いって事を良く覚えておきなさいっ!」

(ひぃ〜〜〜〜〜〜っ!)

これまでさえ耐え難い地獄だったのに、更なる地獄が待ち受けていると言うのか・・牝蓄たちは絶望と恐怖に身を震わせた。

「うふふ・・さっき言った通り一回目は一週間後だ!それまでに、どれだけおまえたちが、偉大なる我が国家へ心からの忠誠心を持っているか見せて貰うわ!偽りの忠誠心はすぐに分かるよっ!そういう牝蓄は牝鶏選別には参加させずに、そのまま「第3収容所」へ送ってあげるわっ!」

厳しく言い放つと怯えきった牝蓄たちを残し、ミョンジャは薄暗い牝蓄収容棟をあとにするのだった。
一日一日と牝鶏選別の日が迫っていた。牝蓄収容棟は教育官が巡回する度に牝蓄たちの死に物狂いの叫び声で耳を聾せんばかりだ。

「教官様ぁ〜〜〜っ!どうか将軍様と人民様の御恩に報わせてくださいませぇ〜〜っ!」

「あぁ〜〜っ!早く、早く、将軍様と人民様に・・この身を捧げてお詫びをしとうございます〜〜っ!」

「どうか・・どうか・・この下等民族の生殖器を・・将軍様と人民様の繁栄のためにお役立てくださいませぇ〜〜っ!」

「教官様ぁ〜〜っ!御覧になってくださいまし〜〜っ!この下等民族の生殖器を・・将軍様と人民様へ・・喜んでお捧げ致します〜〜〜っ!あ〜〜〜〜〜っ!お待ちくださいっ!教官様ぁああ〜〜〜〜〜〜っ!どうか御覧になってくださいませぇ〜〜〜〜っ!」

口々に叫びながら、檻の格子越しに性器を突き出して、死に物狂いで忠誠を訴える牝蓄たち。教育官が裸の尻を差し出さえすれば、牝蓄たちが先を争うように鉄格子の間から顔を差し出して、ベロベロと肛門を舐めるのだ。

「あぁ〜〜っ!私にも・・下等な日本人の舌で・・教官様の肛門を舐めさせてくださいませぇ〜〜〜っ!お願いです〜〜っ、高貴なT民族様の肛門に御奉仕しとうございます〜っ!」

(うふふ・・・浅ましいものね・・・ここまで墜ちれば本物の人畜だわ・・・この日本人の姿を強制連行で死んでいった同胞が見たら、どんなに喜んだかしら・・・)

牝蓄たちの叫びには耳を貸さずに、肛門を舐めさせるだけ舐めさせると、さっさと立ち去る教育官。牝蓄たちは、その背中に向かって、なおも叫び続ける。

「K人民共和国マンセ〜〜〜〜〜ッ!将軍様マンセ〜〜〜〜〜〜〜ッ!人民様マンセ〜〜〜〜ッ!」

そして心の中で叫ぶのだった。

(将軍様ぁ〜〜〜っ!人民様ぁ〜〜〜っ!どうか・・どうか・・御慈悲を与えてくださいませぇ〜〜〜っ!もう、もう・・肉体労働だけは、お許しをぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!)
「第7特別収容所」裏の空き地では、阿鼻叫喚の悲鳴と罵声が飛び交っている。いよいよ牝鶏選別が開始されたのだ。空き地には牡鶏小屋から連れてこられた牡鶏たちが、あちらこちらに転がされていた。牡鶏は毎朝、飼育官の手で精液を搾り取られ、その後は16時間もの厳しい肉体労働が課せられている。肉体の限界を超える扱いで、すでに生気はなく、ただぐったりと横たわっているだけなのだ。

牝蓄たちは、そんな牡鶏のペニスを必死で扱いて勃起させ交尾に至らなければならないのである。しかも牝蓄5匹に対し牡鶏一匹しか与えられない為、一本のペニスの奪い合いは凄まじいものであった。地獄の肉体労働への気が狂うほどの恐怖が、牝蓄同士を獣のように争わせる。

牡鶏と結合した牝蓄の髪を掴んで、引き剥がしペニスを掴んで自ら性器を開いて跨る牝蓄、それを別の牝蓄が死に物狂いで引き剥がす・・・掴み合い殴り合いの凄まじい修羅場が繰り広げられていた。教育官たちは、そんな牝蓄たちの姿をゲラゲラと大笑いしながら見物しているのだ。
壮絶な牝蓄たちの争いに巻き込まれ、牡鶏はすでに息絶えんとしていた。その牡鶏のペニスには弱肉強食レースに勝ち残った牝蓄が跨り、勝利の交尾に激しく尻をふっている。その足下には敗者となった牝蓄が無惨に白目を剥いて失神しているのだ。

(あぁあ〜〜ん、お願い・・まだよ・・まだ死んじゃ・・いやぁあ〜〜〜っ!精液を・・精液を出して〜〜〜〜〜〜っ!)

ねっとりと媚肉でペニスを喰い締め、狂ったように尻をふりたくる。そしてついに、子宮にほとばしる精液の感触を感じた時、歓喜の雄叫びをあげながら牝蓄は気を失うのであった。
「こらぁ!牝蓄どもっ!いつまでも寝てるんじゃないっ!」

バケツの水をぶっかけられて牝蓄は、失神から目を覚ます。まだ牡鶏のペニスを喰わえ込んだままだ。その牡鶏は最後の精液を放って死んでいた。

「整列っ!」

教育官の容赦ない号令が響き渡る。ボロボロになった体を引きずるように牝蓄たちは直立不動で整列した。

「これで今回の牝鶏選別を終了する!これよりは本日の労働作業へ向かう!我が偉大なる将軍様のお情けで、おまえたちに与えられた、ありがたい労働時間を1分たりと無駄にする事は許されない!よって牝鶏選別で費やした分だけ終了時間を延長だっ!分かったか?」

教育官に尋ねられた時は、即答するのが牝蓄たちの習性だ。声を揃えて返事をする牝蓄たち。

「はいっ!今日も将軍様と人民様の為に働かせて頂ける喜びを噛みしめながら、精一杯働かせて頂きますっ!」

「よしっ!将軍様の深いお情けで、おまえたちのような下等民族を飼ってくださっている事を、片時も忘れるんじゃないよ!」

泣きたい気持ちを必死に押し殺す牝蓄たち。

(うぅぁああ〜〜っ、これから、また肉体労働させて頂けるのね・・・し、将軍様ぁ〜、人民様ぁ〜〜!あ、ありがとうございます〜〜っ!でも・・でも・・あまりにも辛すぎます・・ど、どうか下等民族にお情けをぉ〜〜っ!)

「3列縦隊に並べ!・・左向け左!・・・「人蓄労働歌」斉唱っ!前へ進めっ!」

非情にも出発の号令が響く。

(いやぁああ〜〜〜っ!将軍様ぁああ〜〜〜〜〜っ!)

♪〜偉大なる将軍様と人民様の恩情に包まれて〜牛馬に劣る人蓄を労働させて頂く喜びに〜どれだけ感謝しょうとも〜言葉に尽くせぬこの御恩〜牛馬に劣る人蓄は日が沈み月が昇ろうと〜牛馬に負けぬ働きで〜お許しあるまで働いて〜御恩にお報い致します〜♪

牝蓄たちは、日本人に生まれた我が身を怨みながら、その辛さに泣き叫ぶ事も許されず、大声で労働歌を歌って行進するしかないのだった。
牝鶏選別で妊娠が確認された牝蓄は、牝鶏になる為に陰毛をすべて剃り落とされる。種付けや出産の為、牝鶏はいつでも性器を剥き出しにしていなければならないのだ。

(あぁ〜〜っ、う、うれしい・・やっと牝鶏になれるわぁあ〜〜っ!)

陰毛を剃られながら、牝蓄は心の中で叫んだ。牝蓄たちにとって過酷な肉体労働を免除される喜びは尋常なものではない。

「ふふふ・・・牝鶏になる気分はどうだい?これからは牝鶏小屋で、ひよこを産み続けさせる為だけに、将軍様や私たちに飼われるのよ。覚悟はできてるかい?」

人畜教育官主任ミョンジャが、剃毛の様子を眺めながら尋ねた。

「は、はい・・・牝鶏として将軍様と人民様のお役に立てるのは、日本の牝蓄の誇りでございます!」

「牝鶏なればこそ、将軍様は、他の牝蓄や牡蓄のような肉体労働を免除してくださるんだ。このお情けを忘れるんじゃないよ!」

牝蓄は剃り上げられる陰部を見ながら、牝鶏になれる喜びを改めて噛みしめ、K人民共和国への、心からの忠誠を感極まる声で叫ぶように誓うのであった。

「あぁ〜〜〜っ!将軍様っ、人民様っ、ありがとうございます・・・立派な牝鶏になってこの下等民族の生殖器をK人民共和国様の御繁栄の為に・・死ぬまで使わせて頂きます〜〜〜っ!」

こうして、日本の女たちは精神改造され、喜んで牝鶏となってゆくのだ。そしてK人民共和国の繁栄の肥やしとなって死んでいくのである。

(うふふ・・・この性器が、赤黒く爛れて、醜く腫れ上がった時こそ、本当の牝鶏と呼べるのよ・・・)

ミョンジャは、陰毛を剃り落とされて、剥き出しにされた日本女の性器を冷笑を浮かべながら眺めていた。これからが牝地獄の本番なのだ。
         第4部 終わり


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