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<吉祥寺強殺>凶器「仲間に渡した」 ルーマニア人少年供述

毎日新聞 3月3日(日)2時33分配信

<吉祥寺強殺>凶器「仲間に渡した」 ルーマニア人少年供述

女性が血を流して倒れていた路上付近を調べる捜査員=東京都武蔵野市で2013年2月28日、丸山博撮影

 東京都武蔵野市吉祥寺本町2の路上でアルバイトの山田亜理沙(ありさ)さん(22)が刺殺された事件で、強盗殺人容疑で逮捕されたルーマニア国籍の無職少年(17)が「凶器のナイフは、現場にいた日本人の少年に渡した」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。凶器は周辺で見つかっておらず、警視庁組織犯罪対策2課は、日本人の少年がナイフを持って逃走した可能性があるとみて調べる。

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 捜査関係者によると、逮捕された少年は2人で山田さんを襲撃したことを認め、凶器については「2人で逃げる際、日本人の少年のバッグに入れた」などと供述している。2人は事件前日の2月27日午後、国立市のスーパーで2本のナイフを購入していた。

 捜査関係者によると、2人は以前から顔見知りだったが、一緒に行動するようになったのは最近だという。逮捕された少年は「事件の2日前にたまたま会って、ゲームセンターなどで遊んでいるうちに金がなくなり強盗を計画した」と説明しているという。

 2人は事件の数時間後に付近で警察官に職務質問され逃走。日本人少年は京王井の頭線三鷹台駅から電車を乗り継ぎJR南武線で立川方面に向かった可能性が高いことが分かっている。警視庁は多摩地区に土地勘があるとみている。【小泉大士】

最終更新:3月3日(日)2時44分

毎日新聞

 

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