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5つ星のうち 4.0
作画に極度のアクがあるけど味わい深いデビュー作。シリアスとオバカ系が真っ二つに分かれているので属性広いエロドラマ好きな方へのお薦め。, 2007/2/19
レビュー対象商品: 露に濡れた朱き華 (TSUKASA COMICS 13) (コミック)
★4の下。
著者の処女短編集。
くノ一がとっ捕まってエロイお仕置きを受けるがオバカな必殺技で大逆転するエロコメ『翠の森』。
女二人のオバカ系レズドラマ時代劇仕立て『密書ん淫なんたら』。
坊主にくノ一がエロエロ恩返し。実はわけありシリアス系『手淫坊主』。
密偵の容疑で捕まった女中が犯されまくるが…。逆転の発想型シリアス時代劇『陰獄の虜』。
庄屋に飼われた鬼とは。姉弟の愛が爆発するシリアス系『鬼の村』。
捕らえた若き剣士を凌辱する姫君だったが、戦況が変わって立場が逆転するシリアス系『穢れ無き白き姫君』。
超大バカ系ウェイトレス物語『特盛ツユダクツインテール丼』。
某漫研女部長と男性部員のオバカ系『その部長ドキドキにつき…』。
気に入らない同性を肉便器に貶める女生徒だったが…。逆転系凌辱ドラマ『汚辱』。
性欲MAXな修道女候補生の熱血エロ一直線型背徳ドラマ『懺悔の言葉』。
バイトのバニー衣装を弟に発見されエロイ行為を強要される姉。脳天気系『宅配ゼニバニー』。
シリアスから悪ふざけまで、時代劇から学園ドラマまで、幅広い作品性で魅せてくれた物語の展開の上手さが光る。
エロは挿入表現がやや少なめなこともあって、成コミ標準値よりほんの少しだけ薄めだけど、ドラマに乗れれば充分使用可能な範囲内。
実際、物語自体のアベレージなら★4の中でも良かったんだけど、一作ごとに作品の方向性が変わるのと、相当好き嫌いが分かれそうなアクの強い作画のため、若干評価を落とした。
著者初体験の方なら、どこかで作画を確かめてからにしてください。
極端に鬼畜な作品もないかわりに純粋なラブエロと言えるものもなく、ほとんどがドラマとしての成り行き系。シリアス系とオバカ系が真っ二つに割れているので、属性かなり広い方へのお薦め。
物語はどれも味があるけど、個人的にならシリアス系の『鬼の村』と大バカ系の『特盛ツユダクツインテール丼』が大好きです。