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先月、隕石(いんせき)の落下が世界的な騒動となったロシアで、宇宙をめぐる新たな話題が浮上した。同国の「ISON―NM天文台」は2日までに、来年10月に彗星(すいせい)が火星に衝突する可能性について言及する見解を公式サイト上に掲載した。「サイディング・スプリング」と称される彗星による衝突エネルギーの試算は、広島型原爆の1兆倍に相当する―。
有人による探査飛行が計画されるなど、地球にとって太陽系で最も身近な惑星と言える火星が「逆マーズアタック」の危機にさらされている。
ISON―NM天文台がホームページ上に掲載した天文学者レオニード・エリョーニン氏による文書では、彗星は来年10月19日に火星の中心から約10万5000キロメートルの地点まで肉薄する。計算に誤差が生じるケースも多くあるため、場合によっては衝突する可能性もあると指摘されている。
「サイディング・スプリング彗星」と称される彗星は今年1月3日、オーストラリアの同名の天文台によって発見された。直径は約50キロメートル、衝突時の秒速は約56キロメートルにも達し、衝突によって生じる爆発エネルギーは200億メガトンと推定される。広島型原爆の1兆倍に相当する超巨大爆発となる。
同国の天文学者ロバート・マトソン氏は「衝突すれば、火星は大きな環境の変化を余儀なくされる」と指摘。「大量のチリが発生することによって氷や氷結酸化炭素が溶け出し、温暖化する可能性がある」との見方を示した。
一方、千葉工大惑星探査研究センターの松井孝典所長(66)は「ひとつやふたつのコメット(彗星)が衝突したからといって、惑星に変化が生じる事はありません。もちろん(平均約8000万キロメートルの距離にある)地球への影響もありません」とする。
過去、彗星が惑星に衝突した例では、1994年7月にシューメーカー・レヴィ第9彗星が木星に衝突したケースがある。地球から見て木星の裏側での衝突だったため、地上から直接の観測はできず、衝突痕を確認できたのみだった。
今回は、「世紀の瞬間」を目撃することはできるか。
(2013年3月3日06時03分 スポーツ報知)
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