ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
警告   この作品は<R-18>です。 18歳未満の方は移動してください。
  陵辱仕掛人 作者:榛名凌
第43話(1) 近親相姦の人妻
<陵辱案件43号>
■陵辱依頼者「坂本純一郎/50歳・某有名私立中学校校長」
■陵辱対象者「鳥居理沙子/35歳・某有名私立中学校の男子生徒の母親」
■陵辱請負者「陵辱仕掛人」

 依頼人の”坂本純一郎さかもと じゅんいちろう”は、有名私立中学校の校長だった。
彼は、俗に言われる”モンスターペアレント”に属する或る母親に手を焼いていた。
今まで学校に数々のクレームを付け、それが原因で2人の教師が学校を去っていた。
また、その母親の発言や行動で、数名の学生の親とのトラブルも発生していた。
その”鳥居理沙子とりい りさこ”と言うモンスターペアレントが、坂本校長の悩みの種だった。
いつも彼女の息子である”鳥居信太郎とりい しんたろう”が問題を起こし、母親の出番となる。
鳥居理沙子の息子の新太郎は、この中学の2年生の生徒だった。
折々に鳥居理沙子から電話が掛かると、校長である坂本はノイローゼになりそうだと悔やんだ。

 鳥居理沙子は裕福な実業家の奥様で、息子の信太郎は彼女の大事な一人息子だった。
信太郎は、学業もスポーツも大した事が無い割りに、中学校では問題児だった。
彼はクラスメイトに変わり者として相手にされず、それでいて親の威を借るような傲慢な生徒だった。
今までに数々の問題を起こしては、母親の力を借りて他人の所為にすると言う詭弁の持ち主だった。
そして母親の理沙子に至っては、信じられないくらい常識を逸脱した、傲慢女だと言う事だった。
彼女の抗議や難癖をつける詭弁は、最後には受け入れざるを得ない状況になるのも不思議だった。
このまま放置する事によって、学校としても損失や損害は大きくなっていくと思われる。
また、他の生徒の親からも鳥居理沙子に対して、”何とかしてほしい”と意見書が届く始末だった。
坂本校長は、意を決して”仕掛人”に依頼を掛けたようだった。

 オレは会議を開いて、これまでの鳥居理沙子のモンスターペアレントぶりを確認した。
通常の感覚では考えられない非常識が、彼女の頭の中では常識として埋め込まれているようだった。
何事も自分が世界を回しており、世界の中心に自分がいるような感覚の女だった。
そして、自分や息子の取った行動が批判されれば、それに詭弁を以って攻撃するタイプの女だ。
言うなれば、彼女と息子の失敗や悪行は、他人や教師や学校の所為になってしまう。
今回も、息子の仕出かした問題に噛み付くように、鳥居理沙子が校長室に押しかけて来ると言う。
兎に角、オレ達は、鳥居理沙子と言うモンスターペアレントの、実態を確認する事が必要だった。
鳥居理沙子の校長室訪問は、今日の午後4時だと言う。
オレとゴロウは、校長室に隠しカメラとマイクをセットして、隣の会議室で彼女を観察する事にした。
34歳の人妻となれば、やはりゴロウの絶大な活躍を、お願いしなければならないとオレは思った。



 午後4時過ぎ、ターゲットの鳥居理沙子が、坂本の居る校長室に相当な剣幕で訪れた。
隠しカメラで見る限り、鳥居理沙子は上品なセレブの人妻であり、色っぽい女に見えた。
白い高価なスーツを着た理沙子は、ブランド時計やブレスレットや、大きな指輪をチラつかせていた。
一瞥したところでは、獰猛なモンスターペアレントには見えなかった。
目鼻立ちがクッキリとし、セミロングの髪は上品なシルバーブラウンの栗色だった。
ヒールを履いた足はモデルのように綺麗で、スタイルもセンスも洗練されたイメージに思えた。
オレが見たところ、身長165・体重48・B88.W62・H88のナイスバディーだった。
芸能人で言えば、”米倉涼子”張りの美人と言って過言ではないと、オレは思って見ていた。
確かに挑戦的な眼差しの理沙子は、その目が魅力でも有り驚異でも有る様だった。
大きな切れ長の目は確かに目力を以って、相手を威圧できる輝きを持っていた。
しかし、端整な顔立ちと家庭環境の所為か、高貴で美しい女は魅力的だとオレは苦笑していた。

 理沙子は校長室の応接セットに腰を下ろし、綺麗な美脚を斜めに揃えて校長の前に座った。
高価なバーキンのバッグが、ソファーの上で威厳を放っているようだった。
校長の坂本は、恐縮するように理沙子に言った。
「鳥居様、今日は何か私に御用が、お有りと伺いましたが・・・」
理沙子は、坂本を強い視線で見つめて言った。
「何かですって?・・・惚けないで下さい校長先生。昨日の事に決まってるじゃないですか」
坂本は、溜息をつきながら言った。
「ああ、昨日の信太郎君の事ですな・・・信太郎君も、ちょっとやり過ぎましたね」
理沙子は、坂本に噛み付くように言った。
「慎太郎が悪いと仰るの?それはおかしいですわ。相手のお子さんに責任が有るんじゃないですか?」

 坂本は、ヤレヤレと言う顔つきで理沙子に言った。
「いや、やはり信太郎君が・・・ああ言う事はですね、問題の有る行動だと思われますが・・・」
理沙子は、顔を厳しく引き締めて言った。
「絶対に信太郎は悪くありませんから・・・信太郎を注意した教師と相手の親に抗議しますからね」
理沙子の何時ものパターンだった。
坂本は、そんな理沙子に言った。
「いや鳥居さん、落ち着いて下さい。どう考えても信太郎君の行動は、常識を逸脱しています」
それを聞いた理沙子は、目を吊り上げて激怒した。
「信太郎が、常識を逸脱しているって言われました?それじゃ、信太郎は非常識だと仰るんですか?」
理沙子は、続けて坂本に声を荒げて言った。
「それは聞き捨てならない言葉です事!侮辱するにも程が有ります!名誉毀損で訴えますよッ!」

 激しい怒りを露わにした理沙子は、モンスターぶりを発揮して坂本に迫っていた。
そもそも鳥居信太郎の起こした問題とは、次のような内容だった。
昨日の放課後、信太郎は廊下を歩いていた女子生徒を呼びとめ、無理矢理に美術室に連れ込んだ。
そして、彼女の制服のスカートが短すぎると説教をした後、女子生徒の下半身を触ったと言う。
女子生徒が泣きながら家に帰り、自分の親に証言した内容は、もっと深刻な内容だった。
それは、信太郎に押さえつけられ、スカートを捲りあげられてパンティーを下ろされた。
その上、性器を信太郎に舐められ、膣穴に指を入れられ弄ばれたと言う事だった。
女子生徒の親は、警察沙汰にするのは娘のプライバシーも傷つくので、あえて学校に相談したと言う。
即座に担任が、信太郎を呼び出し事情を聞いたが、のらりくらりと彼は弁明しただけだった。
信太郎は、学校の風紀を乱す女子生徒を注意しただけだと言い、淫らな行為では無いと言った。

 担任は信太郎の弁明に納得できず、机を叩いたり少しキツイ言葉を吐いたと言う。
その行動を理沙子は信太郎から聞いて、”脅迫”とか”暴言”とか”誘導尋問”と非難した。
その上、相手の女子生徒が伸太郎を逆に誘惑したのだと、被害者として言い切った。
また、非常識な短い制服のスカートを履く女子生徒こそが、非難されるべきであると言った。
結局、理沙子の詭弁は信太郎の正当性を訴え、相手の女子生徒と担任を非難の対象にしていった。
理沙子は、坂本に言った。
「女子生徒でありながら男を誘う、はしたない娼婦のような格好をしているのが問題です」
そして理沙子は言葉を続けた。
「信太郎のような品行方正な生徒が、女子生徒に猥褻な行為をする筈が無いじゃないですか」
坂本は、イライラした顔で言った。
「しかし・・・お母さんねぇ。事実として信太郎君は、彼女の下半身を・・・」

 理沙子は、坂本の言葉を遮って言った。
「いい加減にして下さいッ!信太郎を、ハシタナイ行為をする息子に育てた覚えは有りませんッ!」
しかめっ面の坂本を見ながら、理沙子は言葉を続けた。
「校長!健全な生徒の育成をする学校が、無実の生徒を陥れるのは最低ですねッ!全く許せません!」
坂本は、慌てた顔で理沙子に言った。
「いや、そう言う事じゃなくて・・・」
坂本が言おうとする言葉に、言葉を被せた理沙子は大声で言った。
「許せませんッ!教育委員会に相談しますッ!当学校の教育方針は信じられないですから・・・」
坂本は、黙って理沙子の詭弁を聞いているだけだった。

 理沙子は、激怒から冷静さを取り戻し静かに坂本に言った。
「校長先生・・・ところで、この件をどう処理されるお積もりなんですか?」
坂本は、途切れ途切れに言葉を発した。
「まあ、その・・・担任とも相談して・・・双方の言い分をですね、まあ聞くというか・・・」
理沙子は、キッパリ言った。
「落ち度は相手の女生徒に有るのは明白です。女生徒を転校さすとかの手続きを取って下さいッ!」
坂本は、焦った顔つきで言った。
「そ、それは・・・出来ません。あの、再度ですね、担任とも・・・」
理沙子の声は、震えながら大きくなった。
「校長ッ!私をこれ以上怒らせないで下さいッ!・・・信太郎は無実ですッ!」
理沙子は、そう言うと席を立って校長室を出て行った。
坂本は応接に座った儘で頭を抱え、大きな溜息をついていた。

 理沙子が校長室を出た頃、ツヨシからオレの携帯に電話が入った。
「鳥居理沙子の家のリビングと、信太郎の部屋には盗撮カメラをセットして置いたからね」
オレは、ツヨシに言った。
「豪邸のセキュリティーは、上手く解除出来たようだな。御苦労さん、じゃあ、オレ達も移動するよ」
オレは、念のために鳥居家の自宅にも盗聴・盗撮の仕込を、ツヨシに言って指示していた。
自宅内での鳥居理沙子と、息子の信太郎の会話を聞きたかったからだ。
校長室で、全くの詭弁を使って校長に圧力を掛けていても、自宅では本音で息子と話すかも知れない。
オレは、理沙子と息子の信太郎の、本音のトークを聞いて案件の処理を実行しようと考えていた。

 オレは、校長室を出る鳥居理沙子という人妻の、白いスーツの下にある裸体を想像していた。
35歳の人妻に見えない肌のキメ細やかさと、ボディーラインは妖艶なイヤラシサが有った。
形の良い尻肉はタイトスカートに包まれながら、左右にセクシーな動きをしていた。
張りの有る胸の膨らみと深い谷間は、スーツの下のブラウスからも見て取れた。
確かに彼女の性格や言動は、全く魅力的ではなかったが、女としての肢体は抜群の魅力が有った。
隣で機材を片付けていたゴロウが、ポツリと言った。
「確かに美しい人妻だが、あんな傲慢な女は滅茶苦茶に犯してやらないと気が済まないぜ・・・」
オレは、ゴロウの欲情を燃え滾らせた眼を見て言った。
「お手柔らかに頼みますよ・・・人妻キラーのゴロウさん」
ゴロウは、右手の人差し指と中指の間に親指を挟んで、拳を握ってニヤリと笑っていた。

<続く>


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。